シャボン玉のように消えたい

シャボン玉 愛着・AC

私は、子供の頃ずっと、シャボン玉のように消えてしまいたいと思っていました。
自分はいてもいなくても世界は何も変わらない。
ならば、どうしてこんなに不安の中、毎日生きていなければならないのだろうと、小学生ながら考えていました。



私は年子の兄がいるのですが、兄の出産後、私の妊娠に気付かず、わかった時には堕ろせなかったと、母から聞いたからかも知れません。
毎日、お酒を飲んでは、「お前らが生きていられるのは、俺がいるからだ」と、言われ、好きで生まれてきたわけじゃない、勝手につくって生んだくせにという怒りがあったからかもしれません。
自分の存在が、罪なような気持ちになっていました。

今から思うと、愛されたい気持ちの裏返しだったのかもと思ったりします。
「あなたが必要だ、大事だよ」と、言ってもらいたかったし、愛されてるんだと感じたかった。
だけど、求めて拒否されるより、初めから求めないほうが傷つかないことを、学んでいました。

数年前に、「消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ」という本を見つけました。
ちくま文庫からでている高橋和巳氏のものです。
高橋和巳氏は精神科医で、この本以外にも「母と子という病」や「子は親を救うために心の病になる」などの親子関係についての本を書かれています。

高橋医師は、被虐待児が「死にたい」ではなく「消えたい」という言葉を使うことに気づき、それは「生きたい」が元々ないからだと説明されています。

正直、ものすごく期待して読みました。
昔に比べて減ったとはいえ、時折、この消えたい思いが襲ってくるので、これを読めば答えがあるのだろうと。

私の読み方が悪かったのかもしれないけど、そうなる原因は書かれていたけど、解決法はどこに書かれているのかわからない・・・(-_-;)
幼少期の親子の愛着関係に問題があったとか、安心がなかったとか、「あるある」な情報だけしか入ってきませんでした。

この本を「良かった本」のカテゴリーに入れるか迷ったのですが、今はわからなくても、時間をおいたら、また違った見方が出来るかもしれない期待と、タイトルがとても興味あるものだったので、良かった本のカテゴリーにさせていただきました。

もし、消えたいのキーワードで、入ってこられた方がおられたら、解決法をかけずに、ごめんなさい。

ご興味があれば、一度お読みください。
私には読み取れなかったけれど、あなたに大事なことが書かれているかもしれません。

そんな消えたいと思う子供時代だったので、自分の子供にはそういう思いはさせたくないという強い思いがありました。
なので、ことあるごとに「生まれてきてくれてありがとう」「愛してる」と伝えるようにしています。

それは、心から思っていることです。
だけど、私のインナーチャイルドが、たまに拗ねることがあります。
「私も言って貰いたかったよ」と、子供にやきもちを焼いてしまう。

虐待されて育った親が自分の子供に虐待するのを、何故自分がやられて嫌だったことをするのかと、不思議がる人がいますが、私は何となくわかる気がします。
親がいないと生きていけない子供に暴力を振るい支配することは、絶対に肯定してはいけないです。
ただ、親の方にも、救いの手が必要なんだと思います。
恐怖や暴力で支配されて育った親が、子供を愛で育てるということは、本当に難しい。

私は、市の相談所を利用しました。
女性センターの無料のカウンセリングを受けたこともあります。
両方とも、子育て中の20年前の話ですが無料でした。

パープルのあざみの花

最近は、ココナラというサイトで、定期的にメールカウンセリングを受けています。
下記のリンクバナーは、占いとなっていますが、カウンセリングやセラピーなど多岐にわたっていろんなサービスがあります。
ただただ、愚痴をききますよ~というのも。
自分だけで抱え込まないで、誰かに話すというのは、癒しの一歩になると思います。

私も今のカウンセラーさんと出会うまでに、いくつも試してみました。
ワンコインからなので、お手軽にできるのが良いです。

対人が苦手だと、リアルな世界での信頼関係を築くのが難しいので、こういうサイトを利用するのも一つの方法だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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