授乳時の不快感は、ホルモンのせいかも

お乳を一生懸命飲む豚の赤ちゃん健康・体調
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その正体は、D-MER(不快性射乳反射)

こんにちは、みのりです。
突然ですが、母親になり、母乳を与え始めたら、不快感に襲われたってことないですか。
私は、もう20年以上前の話ですが、人知れず悩んでいました。

子供をかわいいと思っているのに、突然襲う、欝々とした気分。
子供の頃に、不安と恐怖でお腹が気持ち悪くなった時と同じような、絶望的気分。
しばらくたつと、おさまって、今のは何?って感じで、これが産後鬱なのかなと思っていました。

「赤ちゃんに、おっぱいをあげると、不安になって何もかも投げ出しなくなるし、泣きたくなる」なんて、母親失格な気がして誰にも相談出来ずにいました。
当時はネットも発達してなくて、育児書にも情報はありません。

それが、20年以上たって、その原因がわかりました!
母親失格でも、昔のトラウマでもなく、ホルモンの仕業だそうです。
D-MER(不快性射乳反射)と言われるそうです。

これは、ある一定数の人に起こる現象で、多数の人は出ないようです。
何故、一定数の人にだけ起こるのかは、まだ研究段階のようですが、妊娠・出産時のストレスが関係しているのではと、されているようです。

もしかしたら、不安症を抱えている人は、この一定数の人に入りやすいかもしれません。
そうなったとき、情報を知ってるだけで、少しは楽になるかもと思い、記事をかきました。

この記事は、アメリカのシュプリンガーパブリッシング出版社の雑誌「臨床授乳」に掲載された研究論文「D-MERの謎:ホルモン研究は不快性射乳反射について何を教えてくれるのか?」を、参考にしています。
https://connect.springerpub.com/content/sgrcl/9/1/23

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D-MERとは

D-MERとは、Dysphoric不快気分/ milkミルク/ ejection排出/ reflex反射の略で、不快性射乳反射と訳されます。
まだ、はっきりわからないことも多いそうです。

日本のサイトをみていると、ドーパミンの減少によるものだと書かれているものが多いのですが、私がたどり着いたアメリカのサイトでは、オキシトシンが関係しているのではないかということでした。

オキシトシンとプロラクチンの役割

母乳を与える際に放出されるホルモンにオキシトシンとプロラクチンがあるそうです。
オキシトシンは、お乳を出す働きがあり、プロラクチンは、お乳をつくる働きがあるそうです。
オキシトシンは、お乳を与え始めると、すぐに放出され、対照的にプロラクチンは、10分から20分後にゆっくりと放出されます。
ちなみに、ドーパミンはプロラクチンと関係しています。

幸福ホルモンといわれるオキシトシンが、なぜ不快感をもたらすのか

愛着障害の本を読んでいると、オキシトシンはストレスの免疫を下げるし、出産の痛みに耐えられるのもオキシトシンのおかげ、愛情が湧き出てくる素晴らしいものと書かれています。

では、私のあの不快感はなんだったんだろう、母乳を与えているときはオキシトシンで多幸感が得られるはずなのにと、納得できませんでした。

考えられるのは、妊娠中のストレスだそうです。

また、ストレスの多い陣痛も可能性があります。

そして、陣痛促進剤などの合成オキシトシンが、陣痛をより苦痛にし、本来のオキシトシンの作用をブロックするそうです。
これによって、ストレスレベルが上がり、産後の気分障害のリスクも高まるとのことです。

さらに、分娩中に合成オキシトシンと使用する母親は硬膜外麻酔を行う可能性が高く、その場合、出産時に自然に存在するオキシトシンの放出をブロックするために、うつ病のリスクが高まるそうです。

赤ちゃんを育てるうえで、赤ちゃんを守ることは、とても大事です。
そのために、危険センサーを働かすのですが、妊娠・出産時のストレスによって過剰に反応をするようです。それが、母乳育児中のオキシトシンを介して引き起こすそうです。

以前、不安になると自己防衛のための危険センサーが故障し、ちょっとしたことでも危険センサーが鳴るという記事を書きましたが、それとD-MERの症状が似ていると思いました。

ドーパミンの低下に起因しているのか

結論から言うと、ホルモン研究の立場からすると、その仮説は指示していないそうです。
何故なら、タイミングがあっていないからだそうです。

D-MERは授乳をしはじめて数分内に起こりますが、これは、ドーパミンというよりオキシトシンの作用と一致するとのことです。

ドーパミン説とは

ドーパミン説とは、母乳を与え始めてから、しばらくすると(10分~20分)プロラクチンが増加します。この時にドーパミンの濃度が下がるそうです。
ドーパミンは、やる気ホルモンと言われポジティブな気分に関係していることから、
それが低下することで、不快な気分になるというものです。

D-MERの改善

D-MERに苦しむ母親にとって、安全感を高めることが改善につながります。
それらには、次のようなものが効果的だそうです。

  • スキンシップ
  • マインドフルネス
  • セルフケアと栄養
  • 環境要因を整える

安全の確保

まずは、母親が安全に感じるよう、信頼できる人に囲まれている必要があるそうです。
場合によっては、親類や病院スタッフとの距離をおくことも必要となるかもしれません。
母親のストレスを減らすことを目標とします。

スキンシップ

肌と肌との触れ合いは、赤ちゃんにとっても、母親にとってもオキシトシンを増加させ、ストレスが軽減します。
また思いやりのある大人に抱かれることも、D-MERの改善になるそうです。
ただ、一部の人にとって、肌との接触が否定的反応を引き起こす可能性があるので、その場合は注意が必要だそうです。

マインドフルネス

マインドフルネスは、とても効果的だと言われています。
特に、呼吸です。
母親は呼吸に集中し、今の瞬間に意識を向け、思いやりを持って自分に接します。
この症状は、オキシトシンの誤作動によって起こっていることで、すぐに消えることを理解することは、混乱から落ち着きを取り戻す助けになります。
また、前向きなセルフトークを行うことも、否定的な感情が消えるまでの間、コントロールするのを助けてくれます。

環境要因

清潔で整頓された環境を整えることは、母親の、ストレス軽減に役立ちます。
座り心地のよい、お気に入りのソファやクッションでくつろぎ、音楽を楽しんだり、また、暖かくすることでオキシトシンを増やすことが出来るので、足湯をしたり、肩の周りを温めるのも、効果的だそうです。

セルフケアと栄養

このセルフケアというのは、搾乳を減らし、直接赤ちゃんと接する母乳育児に、集中した方がいいとのことです。
あと、授乳のときに、オキシトシンとともに血糖値を下げるインスリンも放出されるので、一部の母親に、影響が出ている可能性があるそうです。
その場合、過剰な炭水化物摂取を減らし、タンパク質をとることで、血糖値を安定させ、体力の回復を助けてくれるそうです。

Minori
Minori

私は、長男の出産時、陣痛促進剤を2日続けて点滴しました。
次男の時は、しなかったけど、二人ともD-MER的症状がありました。
愛着障害の人は、オキシトシンの受容体の数が少ない場合があるとのことなので、それが影響しているのかなと、自身の経験上、感じました。

今回、参考にしたものが英語サイトで、読解力のない私は、google翻訳が頼みの綱で、微妙にわかりつらい日本語翻訳を理解するのに苦労しました。
誠実にお伝えしたく努力しましたが、なんせ、医療も英語も素人ですので、ご容赦いただければ幸いです。

最期までお読みいただき、ありがとうございました。

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