こんにちは、みのりです。
コロナ禍の少し前、子どもが巣立ちを迎え、いわゆる「空の巣症候群」と更年期の症状が重なり、積極的に生きる力を失ってしまいました。
その頃、心療内科を受診し、不安症と診断されました。もともと心配性で繊細な性格ということもあり、そうした傾向が強く出たのだと思います。
セロトニンを増やす治療を試したものの…
診断後、最初に処方されたのはセロトニンを増やす薬でした。
しかし、服用すると強い眠気が生じ、日中ほとんど寝て過ごすことになりました。
一度薬を変更してもらいましたが、やはり同じセロトニンに作用する薬であり、量を調節しながら様子を見ていこうという方針でした。
それでも、眠気の副作用は変わらず、ほとんど動けない日々が続きました。
それに加え、夜に寝るとき、足がとても気持ち悪い感覚に襲われるようになりました。
むずむず脚症候群のような症状
この症状について担当医に相談したところ、「そういう症状はあまり聞かない」とのことでした。
私自身も、もともと脚がつりやすい体質だったので、その延長線上なのかと思い、深く追求しませんでした。
しかし、この「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」のような症状は、日常生活にもかなり影響を及ぼすものでした。
投薬前に試したチロシンとロディオラの効果
セロトニンを増やす薬を試す前、自分なりにできることを模索していた私は、サプリメントの力を借りることにしました。その中で試したのが「チロシン」と「ロディオラ」のサプリです。
この二つのサプリは、私的に、効果を実感できたものです。
チロシン
チロシンはドーパミンの材料となるアミノ酸で、これが不足しているとやる気や集中力が低下すると言われています。
試してみると、「気力が湧いてくる」感覚を覚えました。
ドーパミンの生成が補われたおかげかもしれません。
ロディオラ
一方で、「ロディオラ」というストレス軽減や疲労回復に良いとされる植物由来のサプリも試してみました。
ロディオラを摂取した際には、ストレスが少し軽くなり、気持ちに余裕が生まれた気がしました。
このあと、投薬を開始したので、服用は中止しました。
ドーパミンへのアプローチで見えた変化
デュロキセチンを服用して半年が経ちましたが、驚くほど大きな変化を感じています。
まず、むずむず脚症候群のような症状がなくなりました。
そして、最も大きな変化は「やる気が出てきた」ことです。
心身ともに軽くなり、以前の自分に少しずつ戻れているような気がします。
やる気が先行して、体力が追い付かないときもあるぐらいです。
ドーパミンの重要性に気づいた体験
以前、D-MER(授乳中の不快感症候群)に関する記事を書きましたが、この症状もドーパミンが関与していると言われています。
母乳を与えると、不快な気持ちになるというものです。
そのため、私自身も「ドーパミン」が自分の状態を大きく左右していたのだと気づかされました。
おわりに

この体験を通じて、セロトニンとドーパミンという2つの神経伝達物質が、心と体にどれほど重要な役割を果たしているのかを実感しました。
もし、あなたも同じような症状や不調を感じている場合、適切な治療法を模索することで、新たな一歩を踏み出せるかもしれません。私の体験が、少しでも参考になれば幸いです。