角を曲がったら、急に景色がかわっていたという、そんな出来事が人生のうちに何度かありませんか。
- ずっと変わらない毎日を過ごしていたのに、突然「流れが変わった」と感じたとき
- ある日ふと、思いがけないチャンスが巡ってきたとき
- 感情や気づきが積み重なって、突然“目が覚めるような転機”が訪れたとき
それって、見えない情報(感情・意識・経験)が臨界点に達して、「次元が跳ねた」のかもしれません。
変化を起こしたい人へ(次元が関係しているのかも!)
以前の記事で、2次元の情報が投影されたのが3次元だというホログラフィー原理の話をしました。
2次元の無限にある情報の中から、私たちは未来を選べると述べました。
常識からすると、なかなか受け入れられない話なので、その助けになればと、この記事ではもう少し次元の話を深堀しようと思います。
ビックバンなど、宇宙の話も入りますが、「そうなのかなぁ」という程度のさらっと読んでいただければと思います。
「0の重なり」が、あるとき“何か”になる?
1次元は、線。2次元は面。3次元は立体の世界です。
とはいえ、実際に線にも面にも厚みがありません。
厚みがあるとそれは、立体になるからです。
0.000mmの厚みしかない「面」を積み重ねていくと、あるとき突然“立体”になるとしたら──?
そんな不思議な現象が、実はこの宇宙のはじまりとも関係しているかもしれません。
これは、科学的にも真剣に議論されている仮説のひとつで、
「2次元の情報がある条件を超えると、“3次元の世界”が立ち上がる」という考え方です。
ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、今回はこの話を、なるべくわかりやすく紹介しますね。
たとえば──
「厚みのない面」を何枚も重ねても、厚みはゼロのままです。
数学的には「0 × 100万回 = 0」。
いくら足しても、何も起きなさそうですよね。
でも…もし、それがある一定の“状態”に達したとき、突然“立体”になるとしたら?
「厚みのない面ってどういうこと?」って思うかもしれません。
でも、子どものころに見た“パラパラ漫画”を思い出してみてください。
平面に描かれた絵が、1枚1枚ではただのイラストなのに、パラパラとめくると──突然、動き出して立体的に見える。
そういう感覚なんです。
実はこの現象、物理や数学の世界で語られる「次元の跳躍」という概念に近いのです。
実はこの「次元の跳躍」という現象については、科学の世界でも真剣に議論されています。
たとえば「量子誤り訂正(エラー訂正)」という仕組みが、空間の次元そのものを切り替える構造と一致しているという研究もあるんです。
……ただ、正直に言うと、私にはかなり専門的すぎて難しかったです(笑)
興味のある方は、ぜひこちらの研究資料をご覧ください。
➤ J-GLOBAL|量子誤り訂正における次元跳躍
実例:ホログラムと水の臨界点
ホログラムの例
ホログラムとは、2次元のシートに記録された情報を、光を使って“3D映像”として再生する技術です。
つまり、「面」に情報を持たせておけば、条件が揃えば“立体”が出現するのです。

水の例:臨界点の跳躍
水も同じように、沸騰して「液体」から「気体」になりますが、特殊な装置で、圧力をかけたとき、
温度と圧力が“臨界点”を超えると、液体でも気体でもない“超臨界流体”になるという現象があります。
このとき、水はもはや境界を失い、
まったく新しい状態に“跳躍”します。
見た目では変化が起きていないようでも、
内部では性質がガラリと変わっているのです。
じゃあ、宇宙も“ぽこっ”と生まれたのか?
ここからはあくまで科学的な仮説のひとつですが、
「この宇宙もまた、“情報の密度”がある状態に達したとき、突然次元が跳ねたのではないか」
という説があります。
これは「ホログラフィック宇宙論」や「量子重力理論」の中で、
実際に物理学者たちが真剣に検討している内容です。
この説によれば──
- 私たちの宇宙は、最初は2次元の“情報場”として存在していた
- そしてそれが、ある臨界点を越えたとき、
- “ぽこっ”と、立体的な宇宙(3次元空間+時間)が立ち上がった
というわけです。
これって、私たちの日常にも似てない?
こんな小難しい話を持ち出して、私が何を言いたかったのかというと──
私たちの思いや、意図、感情が積み重なって、あるとき“臨界点”を越えることで、現実が一変することがあるのでは? ということです。
この不思議な“跳躍”の感覚は、実は私たちの日常の中にも、そっと潜んでいます。
たとえば…
角を曲がった瞬間、突然まったく違う景色が広がっていたような感覚。
実際には角を曲がったわけじゃなくても──
ある日、思いがけず素敵な人と出会ったり、
突然の人事異動があったり。
そんなとき、「流れが変わった」と感じたことはありませんか?
もしかするとそれは、
見えない情報(感情・意識・経験)が臨界点に達して、“次元が跳ねた”からかもしれません。
思いや意図が静かに積み重なり、
それが“パチッ”とひとつにハマったとき──
人生に、“ぽこっ”と変化が起こる。
私は、そう感じてならないのです。
まとめ:見えない変化が、次元を越えてくる
2次元の面が、無限に重なっても何も起きないように見えても、その情報が、ある状態に達したとき──
“ぽこっ”と、まったく違う現実が立ち上がる。
宇宙の誕生も、現実の変化も、もしかすると同じ仕組みで動いているのかもしれません。
これは、まだ仮説の域を出ない話ですが、世界中の研究者たちが真剣に探究しているテーマでもあります。
だからこそ、こういう話を「ただの不思議」で終わらせずに、私たち自身の現実創造や意識のジャンプにも重ねてみたいのです。
あなたの中に今、静かに積み重なっている情報が、いつか“ぽこっ”と次元を越える日がくるかもしれません。