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未来は、“今の自分への扱い方”で変わり始める― 自己知覚理論とトランサーフィンで考える「未来の選び方」 ―

未来の選び方 未来の選び方
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運命と宿命

「人生で起こる出来事には、
ある程度決まっていることがあるのかもしれない」

そう思うことがあります。

よく、
「宿命」と「運命」は違うと言われます。

宿命は、
生まれ持った性質や、
人生で体験する大きなテーマのようなもの。

たとえば、
どんな家庭に生まれるか。
どんな気質を持つか。
人生の中で避けられない出来事。

一方で運命は、
その中で、
何を選び、
どんな自分として生きるか。

つまり、
宿命という“土台”の上で、
運命は変わっていくものなのかもしれません。

私は、
人生にはいくつもの分岐点があって、
そのときどきの選択によって、
体験する未来が少しずつ変わっていくのではないかと思っています。

けれど、それは
「どうせ何をしても同じ」
という意味ではありません。

むしろ私は、人生にはいくつもの分岐点があって、
そのときどきの選択によって、体験する未来が少しずつ変わっていくのではないかと思っています。

ゲームの中に、いくつものルートが用意されているように。

DetroitBecameHuman

同じイベントに出会ったとしても、
そこから何を感じ、何を選び、どんな自分として進むのか。

そこに、未来を選ぶ余地があるのだと思うのです。

選択の基準は「思考」だけではない

何かを選ぶとき、私たちはつい頭で考えます。

損か得か。
正しいか間違いか。
人からどう見られるか。
普通はどうするべきか。

もちろん、現実的に考えることも大切です。

けれど、それだけで選んでいると、
だんだん「本当はどうしたいのか」がわからなくなることがあります。

特に、ずっと周りに合わせてきた人ほど、
自分の感覚よりも、正解探しを優先してしまいやすい。

かくいう私自身もそうでした。

子どもの頃から、
自分の感じ方がまわりと少し違うように思えて、
いつの間にか、自分の感覚を信じることが怖くなっていました。

その結果、
「無難な選択」
「波風を立てない選択」
「誰かに怒られない選択」
を選ぶことが増えていきました。

でも、それは本来の私の選択というより、
不安を避けるための選択だったのかもしれません。

湧き上がってくるものは、未来を選ぶサイン

何かを選ぶとき、

理由はうまく説明できないけれど、

なぜか気になる。
なぜか惹かれる。
なぜか違和感がある。

そんな感覚を覚えることがあります。

食べ物の好みのように、
「好き」は、
頭で決めているというより、
自然と湧き上がってくるものです。私は、
そういう感覚の中に、
“本来の自分からのサイン”
が含まれているように感じています。

もちろん、
湧き上がるものを、
何でもすぐ行動に移せばいい、
というわけではありません。

焦りや執着、
不安から来ているものもあります。

だからこそ大切なのは、

これは安心から来ているのか。
それとも、
不安からコントロールしようとしているのか。

静かに感じてみること。

未来を選ぶというのは、
特別な能力ではなく、

自分の感覚との関係を、
少しずつ取り戻していくことなのかもしれません。

叶わない願いの奥には、隠れた怖れがある

「望んでいるのに叶わない」

そんな現実に出会うことがあります。

以前の私は、
素敵なパートナーと出会いたいと思っていました。

けれど現実には、長い間そうなりませんでした。

そのときは、
「どうして叶わないんだろう」
と思っていました。

でもあとから振り返ると、
私の中には、パートナーを望む気持ちと同時に、
今の安心を壊したくない気持ちもありました。

子どもとの暮らしは、
大変さもあったけれど、私にとって心の平和でもありました。

誰かが入ってくることで、
その安心が崩れるのが怖かったのだと思います。

つまり、
「望んでいるのに叶わない」
の奥には、

本当は望んでいない、というより、
望み以上に強い怖れが隠れていることがあるのです。

それに気づくと、
自分を責める必要がなくなります。

「叶えられない私」ではなく、
「怖かった私」がいたのだとわかるからです。

未来を選ぶとは、本来の自分に戻ること

未来を選ぶというと、
何か特別な願望実現のように感じるかもしれません。

でも私は、

未来を選ぶとは、
本来の自分から離れた選択をやめていくこと
なのではないかと思っています。

たとえば、

本当は疲れているのに頑張り続ける。
本当は嫌なのに笑って受け入れる。
本当は違和感があるのに、見ないふりをする。

そういう選択を続けていると、
未来もまた「自分を後回しにする世界」へ続いていきます。

反対に、

疲れたら休む。
嫌なことには距離を置く。
安心できる人を選ぶ。
自分の違和感を大切にする。

そういう小さな選択を重ねていくと、
少しずつ未来の流れが変わっていく。

それは、無理にポジティブになることではありません。

むしろ、
自分の本音に戻っていくこと。

自分を大切に扱う選択を、
今ここから始めること。

それが、未来を選ぶことにつながるのだと思います。

出来事は決まっていても、どう生きるかは選べる

人生には、
あらかじめ用意されているように感じる出来事があります。

出会い。
別れ。
試練。
転機。
どうしても避けられなかったように思える経験。

けれど、その出来事をどう受け取り、
そこから何を選ぶかは、私たちに残されています。

乗り越えるのか。
手放すのか。
距離を置くのか。
もう一度向き合うのか。

その選択の積み重ねが、
次に体験する未来を変えていくのかもしれません。

だから私は、
未来は完全に決まっているものではなく、
いくつもの選択肢の中から、少しずつ選んでいくものだと思っています。

そしてその選択の基準は、
誰かの正解ではなく、

自分の奥から湧き上がってくるもの。
身体がほっとする感覚。
小さな違和感。
安心できる方向。

そこにあるのではないでしょうか。

水面に一滴のしずく

本来の自分に還ること。
それは、遠いゴールではなく、
今日の小さな選択から始まっているのだと思います。