私は、自他ともに認めるHSPです。
そんな私ですが、ただ、ひとつ鈍感なところがあります。
それは、自分に向けられる好意です。
思い返せば、40年前の初恋もそうでした。
相手の気持ちを素直に受け取れず、ただうろたえてしまった。
本当はうれしいのに、それを表現できず、気づかぬふりをしてしまった。
可愛く喜んだり、照れたり、そんなことできなかった。
そのせいで関係がうまくいかず、40年たった今も小さな後悔として心に残っています。
今なら「自己肯定感が低かったからだ」と冷静に見られるけれど、若いときは、鈍感であることにすら気づいていませんでした。

私の場合、生きていることに罪悪感がありました。
父が酔っぱらうと「お前らが生きていけるのは働いてる俺のおかげだ」と正座させられて説教されたのです。
普段は「可愛いな」と褒めてくれるのに、そのギャップは子ども心に強烈で、受け止めきれず心を閉ざしてしまいました。
お酒を飲まないときはどれだけ、良い父でも、「生きているだけでお金を消耗するんだ」と刷り込まれてしまった。
ある程度大きくなりアルバイトができる年齢になっても、対人恐怖で外に出ることが苦痛でした。
その結果、父の世話になる自分に嫌悪感を抱き、ますます自己否定が深まっていったのです。
「みのりちゃんは優しいね」と褒められても、ただの意気地なしだと、即否定。
本当の意気地なしの私を知ったら、きっと嫌われる──そう思って、相手の好意を信じきれませんでした。
好意を感じても「本当の私を知らないからだ」と否定し、誰も寄せつけないように殻に閉じこもっていたのです。
鈍感であることで自分を守っていた。信じて傷つくのが、なによりも怖かったのです。
そんな自分の姿を思うと、あるカードをいつも思い出します。

インナーチャイルドタロットカードの《ワンドの7》。
花の中に小さな妖精がいて、周りを七色の蝶が舞っています。
妖精はまるで殻に閉じこもった私のようで、蝶たちは好意を寄せてくれる人たちのように見える。
私はこのインナーチャイルドタロットカードに特別な思い入れがあって、資格を取って学んだほどでした。
だからこそ、この絵が私の物語と重なるのです。
そうして、私は初恋を自分の手で壊してしまった。
あのとき素直に受け止められていたら──と、今も悔やむ気持ちがあります。
だからこそ、まだ間に合う人には伝えたいのです。
もし誰かがあなたに好意を向けてくれているなら、どうか「ありがとう」とだけでも受け取ってほしい。
本当は怖くても、心を少し開いてみてほしい。
私自身、今からでも遅くないと思いたい。
繊細さも、鈍感さも、自分を守るために必要だったと認めながら、少しずつ殻をやぶっていけると信じています。
✦ この記事で紹介したカード ✦
私が特別な思い入れを持つ インナーチャイルドタロットカード。
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