〜「自信がない」「自分を好きになれない」あなたへ〜
「誰かに認めてもらいたい」
「がんばっているのに、満たされない」
「人には優しくできても、自分には厳しすぎる」
そんな風に感じてしまうことはありませんか?
実は、心が満たされるには“自分自身からのストローク”も不可欠です。
この章では、自分に優しくなるためのコツや、日々のなかで自分に贈る“肯定のメッセージ”のつくり方をご紹介します。
ストロークの壺を、まずはあなた自身の手で、少しずつ満たしていきましょう。
自分を満たす3つのセルフストローク
ここでは、今日からできる「自分にストロークを贈る」方法を3つ紹介します。
自分を認める
「今日も頑張ったね」
「こんなに気を使って生きてる、それだけで十分えらいよ」
そんな風に、自分をねぎらう言葉を意識してかけてみましょう。
最初はぎこちなくても大丈夫。
何度も繰り返すうちに、ちゃんと心に届くようになります。
自分をほめる
「私ってこういうところ、すごく丁寧だな」
「よく気づけたね」「それって優しさだよ」など、
小さなことにも、自分なりの“いいところ”を見つけてあげてください。
ほめる言葉は、自己肯定感の栄養になります。
自分に感謝する
「今日も生きててくれてありがとう」
「いつも私を支えてくれてる心と身体に、ありがとう」
そうやって、自分に向けて“感謝のストローク”を送ることで、自己との関係性が少しずつ穏やかになっていきます。
ストロークノートをつけてみよう

自分にストロークを与えるのが難しいと感じる人は、「ストロークノート」を書いてみるのもおすすめです。
書き方はとてもシンプル。
- 今日できたこと
- うれしかったこと
- 感謝されたこと
- 自分の好きなところ
- 忘れたくない言葉や出来事
書いたものを夜寝る前に読み返すだけでも、
「私はちゃんとここにいる」「がんばってきたんだ」と感じられます。
ポジティブメモで脳の流れを変える
ストロークノートとあわせて使えるのが、“ポジティブメモ”です。
これは、ネガティブスパイラルに入ってしまった時のための“お守り”。
- 人にほめられたこと
- うまくいった経験
- 自分の得意なこと
- 好きな自分の一面
- 感謝している人の名前や言葉
こうしたことをメモにまとめておき、
落ち込んだ時に「読み返す」だけでも、気持ちを引き戻すきっかけになります。
スマホのメモ帳でも、紙のノートでもOKです。
自分を大切にできる人が、他人にもやさしくなれる
自分にストロークを贈ることは、
わがままでも、甘えでもありません。
自分を大切にできる人は、他人のことも大切にできる。
それは、長く人と関わっていくうえで、とても大事な力になります。
あなたの心の壺を、まずは自分で満たしてあげてください。
少しずつ、そのあたたかさは周りにも伝わっていくはずです。

👉パート7:次回は…
ストロークライフの締めくくりとして、
「私はOK、あなたもOK」の立ち位置から生きるということについてお話します。
自分にも他人にも、やさしく健やかに関わるためのヒントです。