「消えたい」と言われてどうしていいかわからない-カサンドラ症候群あるある…?

カサンドラ症候群
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「消えたい」の言葉の重みは人によって違うのだろうか

こんにちは、みのりです。
このサイトは、内向型で、繊細。
責任を感じやすく自罰傾向がある、みのりが書いています。

そういうタイプは、「消えたい」と思っていても、口にせず、胸のうちに秘めている人が多いのではないでしょうか。

私は、以前に、消えたいと思うことがあるという記事のなかで、長い間話せずにいたと書いています。


なので、身近で「消えたい」と言う人がいれば、かなり深刻に受け取り、親身になり一緒に悩みます。

だけど、長期にわたると、こちらの身が持ちません。
常に心配をし、気を張りつめているわけですから。

そんな、こちらの疲弊なんか気にすることもなく、自分のことばかりの相手に、ある日、「もう無理!」と怒りが爆発。
なんて経験ありませんか。

親身になって心配し、力になろうとしただけに、ずっと、同じことを言い続け、改善しようという姿勢が見えない相手に、ふがいない自分の情けなさと怒りが溢れてくる…。

そんな経験をしたことがある人に、読んでほしい内容です。
実は、私が困り果てていて、答えらしきものを見つけたのでシェアをさせていただきます。

なぜ、軽く(言ってるようにみえる)「消えたい」と、言うかが、解明できると思います。

注意

この記事は、身近な人がASD(自閉症スペクトラム)のアスペルガータイプ(知的障害を伴わない)で、カサンドラ症候群的症状に陥っている当事者、みのりの目線で執筆しています。
医療関係者ではありませんが、 信用できる書籍や情報をもとしています。

ASD(自閉症スペクトラム)

ASD とはコミュニケーションや興味こだわりなどについて特異性が認められる発達障害です。社会的なやり取りの障害コミュニケーションの障害こだわりが強い興味の範囲が狭いなどの特性が見られます。

「発達障害と人間関係」宮尾益知 著 (講談社現代新書)より引用
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発達障害を抱えている人の「消えたい」

発達障害の長男(成人)のことを理解したい

実は、「消えたい」という身近な人とは、長男のことなんです。
私の長男は、ADHDで、成人になってから自閉症スペクトラム(以下ASD)の傾向があると診断されています。

長男は、離婚後、夫の元で暮らしていたのだけど、今は家を出て1人暮らしをしています。

高校中退後、長い間ニートだったのですが、今は、自立や就職のサポートをしてくれる自立支援センターに通っています。

そこで頑張っているのですが、終了する時期が近づいてきて、不安が大きくなってきたようです。
でも、それをうまく、言葉に出来ないみたいで、とにかく「消えたい」「消えたい」。

何が不安なのか、気持ちの整理をしようと言っても、「消えたい」ばかりで先に進まないんです。

で、そのうちに、自分は面倒くさい奴だと思われてると感じ、どんどんバランスを失っていきました。
担当指導員との関係が微妙で、相談しにくいのも災いしていました。

しんどい状況は、理解できるのだけど、話をしていると、どんどんイライラするんですよね。

  • まず、こっちの都合はおかまいなしで、自分のことばかり一方的に話す。
  • 何か意見を言っても、イライラした口調で否定される。

お互いのイライラした空気に、エネルギーを奪われ参ってしまう。
それで、最後は決裂みたいな繰り返し。

夫なら、究極、さよならできるけど、子供となると、そうはいかない。
何よりも、理解したいし、力になりたいし、ベストな関係になりたい。
でも、成す術もなく、どんどんドツボにはまっていく…。

何とかしたいと探して、見つけた本に、長男を理解する手がかりがありました!!
宮尾益知医師の「発達障害と人間関係」です。

ASDの人は言葉がまとめるのが苦手

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ということで、言葉をうまく伝えることが苦手で、「こんなに大変なんだ、助けて」=「消えたい」と言われ続け困り果てた結果、学び掴んだことを伝えたいと思います。

ASDの人の特徴

ADHDにしろASDにしろ、多種多様で、だからこそ診断が難しいとききます。

今回は「消えたい」という言葉を言われ続けるという、問題だけに絞って考えます。

  • 伝えたいことを言葉にまとめることが苦手
  • 人の話に関心を持てない

この2つの特徴が、聞く側を困らせるのではと、思います。

  • 人の話に関心を持てない

  • これは、ASDの人は共感性が乏しいからで、カサンドラ症候群になる一番の要因であると思います。
    (ミラーニューロンが関係していると聞いたことがあります)
    一方的に相手のことばかり気遣って、自分のことは、気遣ってもらえないのだから、辛くなるのは当然だと思います。
    出来るだけ、早く自分をサポートして貰える人を探しましょう。

  • 伝えたいことを言葉にまとめることが苦手

  • これは、脳の発達段階におこる 「シナプスの刈り込み」というものが影響しているそうです。

    ASDの人の 脳の発達と発達障害

    通常、生まれてすぐから、生後8ヶ月ごろまでにシナプス(神経細胞間の接合部)が増えていくそうです。
    いったん、過剰に増えたシナプスは、よく使うものを残し、あまり使わないものは、消えていくそうです。
    そうすることで、機能的な神経回路ができ上がるそうです。
    こうして、幅広い神経細胞同士の連携ができ、全体を見わたせる力がつくそうです。
    このように、いったん、増えたシナプスが減るメカニズムのことを、シナプスの刈り込みというそうです。
    ASDの人は、この刈込がうまくいっていないと言われています。

    シナプスの刈り込みについて、わかりやすい、解説をみつけたので、引用させていただきます。

    子どもの脳は、発達初期に多くの神経回路がつくられています。
    成長に伴い、使われていない不要な神経線維は除去されていきます。
    これをシナプスの刈り込みと言います。
    頻繁に使われ情報量の多い神経線維はどんどん太い束になり、強固な神経回路に成長させることができます。
    強化された神経回路は大量の情報を高速で伝達できるので、情報処理能力もさらに早くなるというわけです。

    子どもの脳の成長にとって大事な話より引用 監修:川島隆太博士(株式会社NeU 取締役CTO、兼東北大学教授)

    先に紹介した「発達障害と人間関係」のなかでも、情報をまとめられないASDの子供たちとして記述しています。

    ASDの人というのは、さまざまな個別要素があっても、全体を統括して「要するに」というまとめ方ができないということです。

    また、シナプスの刈り込みについては、神経細胞をつなぐシナプスの刈り込みに違いとして、わかりやすい説明があります。
    少し、長めの引用になります。

    ASDの場合、このシナプスの刈り込みの過程が不完全なのではないかと考えられているのです。
    定型発達者の脳はそういった枝葉のようなものは刈り込まれます。
    また、定型発達者は、総合的に考えをまとめたり、「まあいいか」とか「全体的に」などの概念をつくったりすることができます。
    つまり、不要なシナプスがなくなって大事なものだけが残り、いくつかのものがひとかたまりになっていれば、「要するに」といったまとめる話が出来るのです。
    ところが、ASDの場合、シナプスが刈り込まれず、その枝がとても細かくなって路地裏まで入り込んでいる状態のため、これまで述べてきたように、大まかに考えて「まあいいか」という判断が出来ません。
    刈り込まれずに枝葉が残っているため、感覚だけが独立して入ってくるのです。
    そこが定形発達者とASDの違いを語る上で一番のポイントだと思います。

    ここからは、私の解釈になります。
    成長する過程で、シナプスの刈り込みがうまく、刈られないために複雑になりすぎてしまった。
    複雑すぎて、うまく言葉にできなかったり、優先順序がつけられない。

    複雑すぎて、探し物がみつからないのかなぁと、感じました。

    私の今回の長男の例でいくと、いくつもの選択をする必要になったことと、指導員との関係が微妙になったことで、何をどう解決すればよいかわからず、投げ出したい=消えたいと連発するようになったと思います。

    これを探る私も、かなりの根気が必要でした。
    本人にも、よく理解できないことを引き出すのだから…。
    それも、検討違いだったら、「やっぱりわかって貰えない」とイライラをぶつけられます。
    ASDをサポートする人にも、絶対サポートが必要です!

    話を聞くときは、共感していることを伝える!これが大事だそうです。
    「指導員さんは、こういう考えじゃないかなぁ」と話しても、本人の大変さに共感していないので、頭に入らないらしいです。


    先の著書にありましたが、「そう言われて、消えたいと思うほど嫌だったんだね。」
    という感じで、共感から始めることが大事だそうです。
    そして、それは特別なことではない、みんなが経験することだと伝えていけたらいいとありました。
    ↑は、子供に向けた対応策だけど、成人している人なら、嫌なことを箇条書きに書き出して、客観的にみてみることが出来ると思います。

    長男は、一度にたくさん言われても、わからない!と何度も言ってました。
    なので、次のようなことが、とても有効だと感じました。

    • 情報は最低限にしてシンプルにして伝える。
    • 長い言葉ではなく、箇条書きを心がける。
    • 後で忘れて、混乱が起きないように、メモに残しておく。
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    診断にかかわらず、困っていれば、参考にしてほしい

    いろんな疾患名を、だしましたが、誤解を恐れずに言うなら…
    私は発達障害とか、そうじゃないとか、どうでもいいと思っています。
    大事なのは、困っているかどうかだからです。
    解決するなら、どんな診断名をもらおうが、診断がつかないとか、大きな問題ではないように思えるのです。

    それに、もはや何が普通かよくわからないです(-_-;)。
    診断を受けている長男より、偏りがある人はいっぱいいます。
    自分は正しくて、相手がおかしいと言いきれる人は、自分が相手に不快な思いをさせていることに気付きません。
    そして、そういう人は、たいてい診断名がついた長男や母である私に同情してくれました。
    めっちゃ上目線で(笑)。

    …と、愚痴がはいってしまいましたが、ようは、発達障害があるとかないとか関係なく、困っているのなら参考にしてほしいと伝えたいのです。

    最後に

    私の経験が、孤軍奮闘している誰かに、共感を与えることが出来ればと、思い書き上げました。
    「消えたい」という言葉は、とても重みのある言葉です。
    そして、口にしないだけで、ほとんどの人が心の中で、つぶやいているのではないでしょうか。

    長男の「消えたい」も軽くいってるようで、甘えてるようにみえたけど、本当に困り果て行き詰り「消えたい」と思っていたのは確かなようです。

    今回は、私が参りかけていたのもあり、次男も入ってくれ、すったもんだの末、長男の気持ちを1枚の用紙に箇条書きにすることが出来ました。
    不安に思うこと、今に至った原因、とりあえず今の気持ちetc…
    そしてその解決策としての希望案をいくつか出しました。

    そうしたら、落ち着いたのか、いつもの長男に戻りました。
    あまりにもケロっとしていたので、疲れ果てたこっちは、ちょっとムカつきました(笑)

    まぁ、自分の少し成長できたので、良しとします。

    それに、ほんの少し、家族の絆が強まりました。


    最後まで、お読みいただきありがとうございました(*^_^*)

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