運動音痴やHSP、SADに朗報!それって原始反射の残存かも。
こんにちは、みのりです。
今回は、前に少し触れましたが、体力をつける体力すらなくて困っている人への希望の光となる「原始反射残存」について書いていきます。
この記事では、「原始反射」全体のことについて、解説しています。
どんな原始反射があるかや、エクササイズ、など順次投稿していきます。
病気ではないけれど、体力が無さすぎるのも辛い
私は、あと数年で還暦ですが、いつも疲れていると感じていました。
自己肯定感が低く、他人の目を気にして生きていたので、相手の気持ちや意図を察し、その人が喜びそうな言葉を選ぶことに多くのエネルギーを費やしていました。
また、父がアルコール依存症だったので、この生き辛さは、緊張した家庭環境で常に怯えて過ごしてきたことが、原因だと思っていました。
その後、大人になってから多くの時間とお金をかけて、カウンセリングをはじめ、様々な癒しを試しました。
特に、インナーチャイルドの癒しについては、大きな成果を感じます。
自分の過去と向き合い、幼少期の傷を癒すプロセスは確かに効果があり、心の負担が軽くなったように思えました。
しかし、シングルマザーだった私は、子供が成人すると「空の巣症候群」になり、更年期の不安定さと相まって、生きる意味を見失なってしまいました。
そして数年前、不安症の投薬治療を受けはじめました。
薬のおかげで気持ちは安定しているように感じますが、体力がないために、元気も、やる気がおこりません。
楽しい遊びですら億劫に感じるのです。
少し無理をすると、寝込んでしまう、そんな繰り返しで、ほとほと困り果てていました。
今までは他人の目ばかりを気にする人生だったけど、残り少なくなってきた余生を、元気に、楽しく過ごしたいと強く思うようになりました。
そこで「体力をつける体力がない」と検索していると、「原始反射残存」というキーワードが出てきました。
今からでも原始反射残存を統合することで元気になれるということは、私にとって、希望の光でした。
原始反射残存とは
原始反射とは、生まれたばかりの赤ちゃんに見られる無意識的な動作や反応のことを指します。
これらは主に、赤ちゃんが成長する過程で脳の発達をサポートし、生存本能に基づいた行動を助ける役割を果たします。
つまり、まだ、未発達な脳を介さずに、反射的に動くという生き残るための反応なのです。
なので、脳が発達していくにつれ、自分でコントロールすることが出来ると、これらの反応は不要になり消えていきます。
それが残ったままだと、身体が勝手に反応してしまうので、動きがぎこちなくなったり、抑えようとして力がはいって、スムーズな行動がとれなくなってしまうのです。
たとえば、モロー反射は突然の音や動きに対して赤ちゃんがびっくりし、手足を広げる反応で、危険を察知して身を守るための反射です。
また、恐怖麻痺反射は、赤ちゃんが突然の刺激に対して体をすくめ、動きを止める反応です。
通常、これらの反射は成長とともに消失し、自分でコントロールが出来るようになります。
しかし、一部の人では、これらの原始反射が残存したまま成長してしまうことがあります。
この「残存」が、日常生活における様々な問題を引き起こす原因になるのです。
特に、恐怖麻痺反射やモロー反射が残存している場合、体は常に「戦うか逃げるか」というストレス反応の状態にさらされ続けます。(不安症も、常に「戦うか逃げるか」のセンサーが働いている状態でしたね)
これにより、無意識のうちにエネルギーが消耗され、リラックスすることが難しくなるため、体力や、やる気の低下を引き起こします。
ストレスに過剰に反応する体は、たとえ日常的な小さな刺激であっても、常に緊張状態を保ち、消耗し続けるのです。
この状態が長く続くことで、体力や精神的なエネルギーが慢性的に不足し、結果としてやる気が出ない、疲れやすいといった問題が生じます。
原始反射の残存は、一見すると単なる性格や精神的な問題と誤解されがちですが、実際には神経系の未成熟さに起因する身体的な反応であり、これを統合・改善することで、体力や精神の安定を取り戻すことができる可能性があります。
なぜ原始反射が残存してしまうのか?
本来、原始反射は赤ちゃんの成長過程で自然に消えるはずですが、何らかの要因で残存してしまうことがあります。
特に、未熟児や早産で生まれた場合、神経系が十分に発達する前に誕生するため、原始反射が統合されずに残ってしまうことがあります。
また、出産時のストレスや幼少期のトラウマ、環境的要因なども影響を与えます。
例えば、幼い頃に激しいストレスを経験すると、脳がそのストレスに対処するために過剰な警戒モードを保ち続け、原始反射が大人になっても残りやすくなります。
また、コロナ渦のようなストレスフルの時期、統合されていたはずの原始反射が再現したケースもあると聞きます。
私自身は、未熟児として生まれたことで恐怖麻痺反射やモロー反射が残存している可能性が高いと感じています。
このような状況は、体が常に緊張状態にあるため、エネルギーが消耗されやすくなり、体力が回復しづらい状態を生み出してしまいます。
残存する原始反射は、不安症や感覚過敏といった精神的な問題とも関連しており、日常生活におけるストレスややる気の低下にも影響を与えているのです。
原始反射を統合する方法
残存する原始反射を統合し、体力や精神状態を改善するためには、いくつかのアプローチがあります。
特に効果的なのは、原始反射を統合するためのエクササイズです。
これらのエクササイズは、体を使って神経系を再プログラムし、残存する反射を統合する手助けをします。
例えば、恐怖麻痺反射を統合するためには、リズム運動や深い呼吸法が効果的です。
これらの方法は、体をリラックスさせ、過剰な警戒反応を鎮める効果があります。
また、モロー反射を統合するには、バランスを取る運動や体幹を鍛えるエクササイズが推奨されています。これにより、体の安定感が増し、ストレス反応が軽減されることが期待されます。
エクササイズは、毎日少しずつでも続けることが大切です。
統合には時間がかかる場合もありますが、続けることで徐々に変化を感じることができるでしょう。
詳しくは次の記事で!
原始反射統合の効果と期待される改善
原始反射が統合されると、体力や精神状態に大きな改善が期待されます。
体がリラックスできるようになり、無駄なエネルギー消耗が減少することで、日常生活での疲労感が軽減されるでしょう。
例えば、常に「戦うか逃げるか」の状態にあった体が、よりリラックスした状態に移行できるようになれば、体力が戻り、活動意欲が高まることが期待されます。
さらに、統合が進むことで、睡眠の質が向上し、心身のバランスが整います。これにより、やる気や集中力が向上し、日々の生活の中でよりポジティブな変化を実感できるでしょう。
私自身も、原始反射の統合を通じて、これまで苦しんできた疲労感ややる気のなさから解放されることを期待しています。
原始反射に関わる内容が、多すぎて小刻みになりますが、順次エクササイズなど投稿していきます。
「胎児からのやり直し」が、ポイントです。
体力をつける体力がない人は、呼吸が浅い人が多いそうです。
なので、まずは深呼吸からだそうです。
深呼吸の癖がつくぐらい意識してやろうと決意した私です。