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【恐怖麻痺反射】大人の原始反射統合

原始反射残存

こんにちは、みのりです。


今回は、原始反射の中でも、基盤となる二大原始反射のひとつ、「恐怖麻痺反射」について書いていきます。

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恐怖麻痺反射

恐怖麻痺反射とは、お母さんのお腹の中にいた時、お母さんに、ストレスや刺激がかかると、身を守るために身体をぎゅっと硬くする反応のことです。

危険を感じると「身を固めて守る」反射。

この反射が残ってる人には、背中が固いままの人が多いようです。

恐怖麻痺反射

原始反射は、充分に発達すると次の段階の原始反射にうつります。

なので、よくシャンパンタワーに、たとえられます。
最初のグラスが満杯になり、あふれ出て順に下のグラスを満たしていきます。

恐怖麻痺反射は、原始反射の最初の反射なので、恐怖麻痺反射を十分に使うことで、次の反射へと移っていくのです。

恐怖麻痺反射が残っているということは、たぶん他の反射も持ち合わせている可能性が大きいです。

また、「回数券を使い切る」ともたとえられます。
恐怖麻痺反射回数券があって、それを使い切ることが統合につながるのです。

つまり、段階を経ることが大事なのですが、そこに「抜け」が生じることがあって、その「抜け」が生きつらさを感じる感覚過敏などを持ち続けるようです。

恐怖麻痺反射残存チェック

恐怖麻痺反射が残存していると、下記のような困りごとが多いです。

まずは、チェックしましょう。

  • ストレス耐性が低い
  • 肌、音、視覚的な変化などへの感覚過敏
  • 状況が変わったり、驚くような出来事が嫌い
  • 柔軟に対応できない
  • 疲れやすい
  • すぐに息をつめる(止める)
  • 人前で恥をかくような状況が怖い
  • 自己信頼、肯定感が低い
  • 愛情を受け取るのも表現するのも苦手
  • 自己否定が強い
  • 極度な恐れ、被害的な妄想
  • 新しい活動を嫌う、特に誰かと比較されたり、優劣が出るような活動
  • かんしゃくをおこす
  • ストレス状況で固まる(考えることと動くことが同時にできない)ストレス耐性が低い(ストレスに弱い)  

恐怖麻痺反射が残っていると、引っ込み思案で過敏な傾向があります。

【性格傾向】
引っ込み思案。
新しい状況や場所で無口になる。
感覚過敏を持ち合わせている。

呼吸と恐怖麻痺反射

体が固まると、呼吸が浅くなるので、呼吸と恐怖麻痺反射には関りがあるとされています。

呼吸については、こちらの記事にかいてます!

なので、恐怖麻痺反射を統合するために次のような「吹く」エクササイズが勧められています。

  • シャボン玉
  • ろうそくの火を消す
  • 風船をふくらませて飛ばす
  • ティッシュめがけて思い切り息を吹きかけゆらす
  • ピロピロ笛を吹く

シャボン玉は呼気の弱い人にもお薦めだそうなので、迷ったらシャボン玉から始めるのがいいのかも。

出典元:人間脳を育てる 灰谷孝

また、背面を緩めることが効果的だと考えられ、腹ばい呼吸も良いとされています。

  1. うつぶせになって寝ます
    (両手はおでこに置いたり頭の横においたり楽にする)
  2. この状態でなるべくゆったりと深呼吸します
  3. 息を吐くときは、胸が地面とよりくっつく感じ
    (お腹から空気が出ていきます)
  4. 息を吸うときはお腹が地面とくっつきます
    (空気がたくさん入ってきます)

恐怖麻痺反射の統合には、とにかく体をゆるませる。
背面をゆるめることが役に立つ。

なので、パートナーの手で膝の裏に触れたり、足首を伸ばしたり曲げたりして、ふくらはぎをリラックスさせるのも良い。

パートナーがいない場合、自分でやるのも良いと思います。
とにかく、ゆるめることがポイント!

イラスト出典元:「人間脳」灰谷孝

市販 呼吸エクササイズグッズ

誤嚥予防グッズですが、これも効きそうです。

吹き矢も楽しく呼吸の練習になりそう。子供のおもちゃなので安全。

本格的な吹き矢!家族で楽しめそう。

こんな、おしゃれなものもありまし!!

まとめ

恐怖麻痺反射とは、お母さんのお腹のなかにいるとき、危険を感じると身を固める反射のこと。
恐怖麻痺反射を統合するのに、大事なことは、背面を緩めることと呼吸。

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