こんにちは、みのりです。
今回は、原始反射の中でも、基盤となる二大原始反射のひとつ、「恐怖麻痺反射」について書いていきます。
恐怖麻痺反射
恐怖麻痺反射とは
恐怖麻痺反射とは、お母さんのお腹の中にいた時、お母さんに、ストレスや刺激がかかると、身を守るために身体をぎゅっと硬くする反応のことです。
危険を感じると「身を固めて守る」反射。
この反射が残ってる人には、背中が固いままの人が多いようです。
原始反射は、充分に発達すると次の段階の原始反射にうつります。
なので、よくシャンパンタワーに、たとえられます。
最初のグラスが満杯になり、あふれ出て順に下のグラスを満たしていきます。
恐怖麻痺反射は、原始反射の最初の反射なので、恐怖麻痺反射を十分に使うことで、次の反射へと移っていくのです。
恐怖麻痺反射が残っているということは、たぶん他の反射も持ち合わせている可能性が大きいです。
また、「回数券を使い切る」ともたとえられます。
恐怖麻痺反射回数券があって、それを使い切ることが統合につながるのです。
つまり、段階を経ることが大事なのですが、そこに「抜け」が生じることがあって、その「抜け」が生きつらさを感じる感覚過敏などを持ち続けるようです。
恐怖麻痺反射残存チェック
恐怖麻痺反射が残存していると、下記のような困りごとが多いです。
まずは、チェックしましょう。
恐怖麻痺反射が残っていると、引っ込み思案で過敏な傾向があります。
【性格傾向】
引っ込み思案。
新しい状況や場所で無口になる。
感覚過敏を持ち合わせている。
呼吸と恐怖麻痺反射
体が固まると、呼吸が浅くなるので、呼吸と恐怖麻痺反射には関りがあるとされています。
呼吸については、こちらの記事にかいてます!
なので、恐怖麻痺反射を統合するために次のような「吹く」エクササイズが勧められています。
- シャボン玉
- ろうそくの火を消す
- 風船をふくらませて飛ばす
- ティッシュめがけて思い切り息を吹きかけゆらす
- ピロピロ笛を吹く
シャボン玉は呼気の弱い人にもお薦めだそうなので、迷ったらシャボン玉から始めるのがいいのかも。
また、背面を緩めることが効果的だと考えられ、腹ばい呼吸も良いとされています。
- うつぶせになって寝ます
(両手はおでこに置いたり頭の横においたり楽にする) - この状態でなるべくゆったりと深呼吸します
- 息を吐くときは、胸が地面とよりくっつく感じ
(お腹から空気が出ていきます) - 息を吸うときはお腹が地面とくっつきます
(空気がたくさん入ってきます)
恐怖麻痺反射の統合には、とにかく体をゆるませる。
背面をゆるめることが役に立つ。
なので、パートナーの手で膝の裏に触れたり、足首を伸ばしたり曲げたりして、ふくらはぎをリラックスさせるのも良い。
パートナーがいない場合、自分でやるのも良いと思います。
とにかく、ゆるめることがポイント!
イラスト出典元:「人間脳」灰谷孝
市販 呼吸エクササイズグッズ
誤嚥予防グッズですが、これも効きそうです。
吹き矢も楽しく呼吸の練習になりそう。子供のおもちゃなので安全。
本格的な吹き矢!家族で楽しめそう。
こんな、おしゃれなものもありまし!!
恐怖麻痺反射とは、お母さんのお腹のなかにいるとき、危険を感じると身を固める反射のこと。
恐怖麻痺反射を統合するのに、大事なことは、背面を緩めることと呼吸。