不安を軽減、心を満たすストロークライフを送る方法

壺にたくさんのハート「こころを満たす方法」 愛着・AC
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愛を受け取るのが怖い 

このブログサイトの副題は、「SADでもHSPでもACでも満ち足りた日々を送れるはず♪」です。
自分で「満ち足りた日々が送れるはず」と、掲げておいて、少し言い辛いですが、私は積極的に生きたいかと自分に問うてみると、Yesと即答できません。
別の記事、シャボン玉のように消えたいでもかきましたが、ふっと「消えてしまいたい」という思いが頭をよぎるからです。
でも、そう思うのは、心の底では自分を認めてほしい、必要とされたいと強く思っている裏返しじゃないかとも、思います。



子供の頃に、自分の期待通りの愛や承認がもらえずに傷ついた経験から、求めるのをやめました。 誰かに助けを求めてがっかりするなら、最初から求めなければいい、長い間そんな風に生きてきたので、助けを求める方法すらわからなくなってきたように思います。

優しくして貰えても、嬉しいのは最初だけで、いつ傷つけられるのか、嫌われるのではないかと、びくびくして、逃げ出したくなります。
自分を守るためのものだったとはいえ、今いる思いやりある相手に対しては、失礼な話です。

次頁で紹介する刀根 健さんが書かれた「ストロークライフのすすめ」の本によると、人は肯定的な関わりを与えたり受け取ったりすることで、心が満たされていくそうです。

私のように、受け止めることを遠慮したり、やめると、枯渇していき、不健康になり無気力になるそうです。

では、満たすにはどうしたらいいのか、それは人との肯定的な関わりを与えたり貰ったり、自分にも与えたりすることだと書かれています。

それはわかるけど、じゃぁ、具体的にどうすればいいんだ!!と叫びたい人が私も含めて、たくさんいると思います。
そんな人達に、満ち足りた日々を過ごせそうなヒントが満載なので、紹介したいと思います。

交流分析 ストローク

草原に置かれた本

本の題名は、ストローク・ライフのすすめです。
著者は刀根 健さんで私は、この本でしか、著者のご活躍を存じ上げないのですが、ネットで検索すると、賢者たちの智恵というブログも書かれているカウンセラーさんのようです。

本の内容は、交流分析(臨床心理学)の大きな軸のひとつ、ストローク・ディスカウント理論に焦点をあてた快適な人間関係を築くための方法、自分の心を満たす方法がわかりやすく書かれて
ます。かみ砕いた文章は、交流分析を知らない初心者にも優しい本です。

本の内容紹介の前に少しだけ、交流分析とストロークのことに触れたいと思います。

※私は、本格的にTA(交流分析)のことを、学び、資格を得ているわけでは、ありませんので、私なりの解釈が加わっていること、ご容赦ください。

交流分析の目的

 交流分析(Transactional Analysis)の目的は
主体的・自律的により良く生きていくために、子供のころに無意識に身に着けてしまった自動反応で起こる「自己防衛」を自覚し、役に立つものは強化して発展させ、役に立たないものを手放していくプロセスを援助していくこと。

https://www.human-skill.co.jp/ta.html  ヒューマンスキル開発センターのHPから引用

ストロークについて

この著書の中に、いくつかのチェックテストがあるのですが、それを作成された 多田徹佑氏のホームページ に、興味深いことが書かれていました。

私たちが、周囲の人とどう係わるかの姿勢、傾向性は、子供の時に、親からどう係わられ、どんな刺激を受けてきたか、そして、どのような人柄の部分が形成されてきたかに、大きく影響されます。

TA(交流分析)では、こうした親からの、肌からの、あるいは態度や言葉からのさまざまの係わりや触れ合いの刺激をストロークと言っています。

ストロークの神経生理学的な意味合い

TAの開発者エリック・バーン博士は
『肌からの触れ合い、言葉や態度からの刺激のストロークは、脳を中心として、身体全体の神経系の発達を刺激し、その機能の発達を促進している。 ストロークが不足すると、その子の、脊髄の神経細胞は萎縮し、肉体的にも、情緒的、精神的にも、成長や発達が遅れる
と言っています。

ストロークが人柄の中に形成するもの

人間には、生まれた時から“肉体的な触れ合いの刺激への欲求”があります。
この欲求が人生の初期に充分満たされると、自分や他人に対する基本的な信頼感と肯定感が築かれます。

この欲求が満たされないと、不信や疑い、必要以上の警戒などといったものを、身につけてしまいます。

クローバーと赤ちゃんの手
Minori
Minori

ストローク不足の話で思い出すのは、赤ちゃんのスキンシップを一切取らないというフリードリヒ2世の行った実験です。

スキンシップがいかに大事かがわかるフリードリヒ2世の悲しい実験

今から800年ほど昔、ローマ皇帝フリードリヒ2世(1194年 – 1250年)は、人間は生まれた時から何かしらの「言葉」を持っていると信じていてました。
もし、何も話しかけずに育てると、その赤ちゃんたちは、どんな言葉を発するのか、確かめたくなったのです。

そのため、フリードリヒ2世は、部下に50人の生まれたばかりの赤ちゃんを集めさせ、部屋に隔離しました。
そして世話をする乳母たちに、次のように赤ちゃんに接するように指示しました。 赤ちゃんが生きるための、食事、排泄の処理、清潔に保つことは行うが、赤ちゃんの目をみてはいけない、笑いかけない、話しかけないなどの、コミュニケーションやスキンシップを禁止したのです。

その結果は、50人の赤ちゃん全員が、1歳の誕生日を迎えることなく短い命を閉じることになりました。
どの言葉も発することなく、話しかけられることもなくです。

エリック・バーン博士が説くストロークの大事さと、この悲しい実験で、スキンシップがいかに大切か、それが大人になってからの生きる力の源になるのだと、強く思いました。

大人になってしまった今からでも、心にぽっかり穴があいたような虚しさを埋められる、ストロークライフとは、どんなものなのか、本題に入りたいと思います。

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