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必要とされなかった痛みと解放(エッセイ)|HSPの気づきと手放しの物語

相手に敬意を払い飛び立つイメージ みのりのつぶやき

ある日、私には見えてしまった。
彼の母親が、彼の背中の羽をもぎ取っているのを。

そして、私を排除しようとしていることも理解できた。
彼女は、彼を自分のもとに置いておきたかったのだ。

私は彼に必死に、一緒にここから飛び立とうと説得した。
まだ飛べるうちに。

でも彼は、首を縦にふらなかった。
それどころか私を責め、私を説得しはじめた。

彼には、見たくない真実だったのだ。
気づきたくなかったのだ。

母親のもとで、母親に守られて生きようと。
翼なんてなくても、母親さえいれば良いと。

私は、彼を説得できない自分が情けなかった。
かといって、ここにはいたくなかった。

私は、羽ばたきたかった。

そして私は、彼を置いて、飛び立った。

あれから何十年。
ずっと、他に方法がなかったのかと、自分を責めてきた。

でもようやく気づいた。

私は、彼に必要とされなかったことを認めたくなかったのだ。

A rainbow in the bright blue sky with white clouds and flaring sun.

今、私は彼の選択に敬意を払って、そして解放しよう。

私は、彼の愛を必要としなくても大丈夫。
私は、彼に愛されなくても大丈夫。

だって――
私は、自分で飛び立つ翼をちゃんと持っているから。

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私が今、解放しようとしているもの

エッセイ本編には書かないけれど、私の中には長いあいだ握りしめていたものがあった。

解放するものはひとつではない。
ここに静かに、そっと書き留めておく。

  1. 彼を救わなければならないという責任感
  2. 彼に必要とされたいという渇望
  3. 罪悪感──あの選択を正当化し続けた重さ
  4. 「他に方法があったのでは」という後悔
  5. 彼の人生の選択を自分の責任とする癖
  6. 愛されなかったかもしれないという痛み
  7. いつか彼は変わるはずだという幻想

これらすべてを、私は今日、手放すと決めた。

私の翼は、
誰に折られたわけでもなく、どこにでもいけるのだから。

お知らせ

元を正せば、私たちは学校で社会で、話せばわかる、誠意をもって接することなどを、刷り込まれてきました。
HSP、ACだと、その刷り込みがとても深く濃いのではないでしょうか。
このエッセイの解説となる記事を書いています。
是非読んでくださいね。