生きがいは、必要なのか

風船がいっぱいの空を仰ぐ女性 日々のこと、おもうこと

こんにちは、みのりです。
以前、あまりにも体の凝りがひどくて、鍼治療に通っていたことがあります。
局所的なものではなく、身体全体に鍼とお灸をしてもらって、身体全体を整えるものでした。
中国医学では、気血の状態が脈にあらわれるらしく、脈診というものがあって、それによると、私は腎が弱いとのこと。

中国医学の腎は、やる気とか関係してるみたいなんです。
生命エネルギーだそうです。

で、趣味を持ったらいいですよとアドバイスされました。

趣味とか、生きがいとか持てば、人生楽しくなるということなんでしょう。

実は私、趣味がないのが、コンプレックスだったんですよね。
履歴書とか面接とか、趣味を聞かれると、いつも無難な読書とか音楽鑑賞にしていました。
正直、そんなに好きではなかったけれど、無趣味って書いたら落とされそうで。

そもそも趣味って、どの程度好きなものをいうんだろう。
何かを作ったり、アレンジしたりするのは好きだけど、ある特定のものに、こだわりはないし、人よりも知識が豊富というわけでもない。

で、あ~~私って面白くない人間かもと、凹むことになる。

でも最近、年を重ねて思うようになった。
天気の良い日に、青空の美しさに気持ちが晴れ、風に爽快感を感じる。
家の中では、おいしくご飯をいただけることに感謝し、あたたかい布団にくるまって、まどろんで眠る。

ピンクのコーヒーカップにハート型のシュガー

こういうことに、幸せを感じるだけで、いいんじゃないかって思う。
それとも、今が幸せだと思えるようになったから、余裕が出来、こんな風に感じられるんだろうか。

今までは、どこから、矢が飛んでくるのか予測がつかない、常に警戒マックス人生だったのが、落ち着いてきたのかな。

何かを成し遂げたわけでも、経済的に裕福でもないけれど、ささいな日常がおくれることが、素晴らしいと思う。
年を取ったってことなんだろうか(笑)

困ってる人の役に立ちたいので、弁護士になったとか、命を助けたいから医者になったとか、そういうものが、あれば素晴らしいと思うし立派だと思う。
比べると、凹みそうになるけれど、じゃぁ、私が医者だったら?弁護士だったら?
責任の重さとプレッシャーに耐えかねて潰れてそう。

野心家の人からすると、負け犬の遠吠えのように聞こえるかもしれないけど、私にはこういう、ささやかな平和な日常こそが、必要で幸せなんだと悟りはじめました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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