こんにちは。
人生で何度目かの価値観崩壊に、戸惑いつつ、インプットに忙しいみのりです。
新しい考え方を知ると、新たな疑問が湧き、今はパズルのピースを集め、組み替えている感じです。
おいおいアウトプットしていきたいのですが、ひとつだけ確かなことは、ここ最近【生きる力】が湧いてきたということです。
いままで、受け身で仕方なく生きてきた感があります。
能動的に動くことは、大きな権力には叶わない、自分は無力だと思い知るだけだと、少しひねくれ、被害者づらしていたのかもしれません。
でも、もし未来を創造できるのなら…。
そのパワーが自分の中にあるのだとしたら、なんて素敵なことだろうと、ワクワクしてきます。
未来は自分で創造できる気がしてきた経緯は、また別の機会にお話しさせてくださいね。
今日は本の紹介です。
「ソウル・オブ・マネー」リン・トゥイスト(著)を読んで
超現実的な代表格【お金】をテーマにした本、リン・トゥイスト著の「ソウル・オブ・マネー」を紹介します。
この本は、「人生のシフト」などの著者、牧野内大史氏が訳・監修をされています。
この本は、お金を引き寄せるとか、お金を稼ぐとか、そういった内容ではなく、そもそものお金に対する思い込みや価値観に気付き、シフトチェンジすることで、お金と、自分とつながり、そうなったときのパワーのすごさについて書かれた本です。
そもそものお金に対する思い込みというのは、「充分にない」「多ければ多いほどよい」「それはそうと決まっている」という3つの欠乏から生じるもので、そこから目覚め手放すことで、より良いお金との関係がもてるとのことです。
お金について探求することは、「自分が何者かを知ること」だそうですよ。
著者のリン・トゥイスト女史は、世界的な活動家で資金調達の専門家です。
そしてコンサルタントでもあり著述家です。
ハンガープロジェクト(飢餓撲滅)協会の設立当初のメンバーでもあり、飢餓の人を救うために活動されてきた女性です。
その活動のなかで、彼女は、ただ、貧しい人にお金を渡すだけでは、何の解決にもならない。
彼らは貧しいままだと気づきます。
彼らは、自分たちには、何もない、無力だという思い込みがあり、もっともっと欲しいと依存していくからだそうです。
そうではなくて、今、あるものに焦点をあて、わかちあい、感謝することで、自分自身の本来持っている価値を知ることが出来ます。
感謝は、価値を創造し豊かさへのパスポートとなるからだそうです。
ちょっと、わかりにくいですね。
自己評価を上げ、その高い自分から、創造していくのだと思います。
自分たちには何もないわけではないし、持っているものを活用して自分たちで何が出来るかと考えシェアすることで、実現への道がよりリアルになるのではと。
私は、「自分には何もないから、もっともっと欲しいと依存していく」と、きいてドキッとしました。
自分のことかもしれないと思ったからです。
無価値感や無力感があると、誰かに認められるとホッとするけれど、すぐまた、不安になりもとに戻ってしまう。
認められても、ほっとするだけで、内からの喜びは湧いてこないんですよね。
著者がされているプロジェクトは、ただ、お金や物資を援助するのではなく、自分たちには、すでに創造していく力が備わっていることに気付いて貰うことを目的としている気がします。
それは、今までの思い込みから解放されることでもあるそうです。
この本の言いたいことは、「自分の内なる力を取り戻す」に尽きるような気がします。
経済至上主義の落とし穴、3つの欠乏神話から目覚める
この本では、「お金と魂でつながる」と、何度も言われます。
正直、具体的にどういう状態なのか、十分に理解できていません。
ただ、「お金」に必要以上に重きをおいていること、お金の奴隷となっている状態に気づき、解放されるべきだということは、理解できました。
そして、自分のパワーに気付く(思い出す)ことではないでしょうか。
昔、引き寄せを始めて知った時、「富を「引き寄せる」科学的法則」ウォレス・ワトルズ(著)を読んだのを思い出しました。
そこには、足らないなんてことはない、望むものは手に入ると、くどいほど書かれていました。
見えない物質が私たちのまわりにたくさんあって、望むとそれがあらわれてくるみたいな…。
当時、「何それ?」と信じられなかったけれど、時代も科学もすすんで、量子力学で少しずつ解明されつつあるようです。
当時の私は、足らない欠乏感が優位で、今に至っています(-_-;)
でも、これから!です。
なので、かつての私のように、スピリチュアルに怪訝に思う人は、頭をやわらかく、切り替えて読むと、入ってきやすい書物なのかもしれません。
実要上以上にパワーを持ってしまった「現在社会のお金」
お金のないシステムで生活していたエクアドルのアチュル族の話がでてくるのですが、そこでは相互依存が彼らの通貨だということです。
お互いが助け合いながら暮らしているのです。
お金のシステムがなくても、彼らは困ることもなく満足した生活を送っているそうです。
私たちはどうでしょうか。
現代社会においてのお金について、著者はこんな風に述べています。
お金とは世界の全てをコントロールしている発明品。
ソウルオブマネーより引用
もともとお金は、個人やグループ間でモノやサービスの分かち合いと交換を容易にするために発明されました。
お金はいまだに同じ役割を果たしているわけですが、その過程において私たちがお金にパワーを注いだことによって、お金は本来持っていた実用上の役割をはるかに凌駕する存在となったのです。
今では、お金は権力です。
お金は私たちがそれに割り当てたパワーしか持ち得ません。
けれども、私たちはお金に莫大なパワーを割り当てるという選択をしてきました。
もし私たちが、現在社会を客観的に観察するなら、私たちが「お金を自分自身より重要なものに祭り上げ人生よりも意味を与えてしまっている姿」が見えてきます。
お金との関係を良好にするために手放す3つの欠乏神話
人を支配するために、恐れや不安で恐怖におとしいれる手は、昔からよく使われてきました。
身近では、占い師や宗教家、家庭や職場でも、そうやって言うことを聞かそうという人はいますよね。
そして、悲しいところでは、戦争があります。
それらは、満足できない、どこまでいっても足らないという不足感が根底にあるのかもしれません。
著者は、下記のようにおっしゃっています。
この欠乏の思い込みは、私たちが個人に意図して創造したり、意識的に人生にもたらした枠組みではありません。
ソウルオブマネーより引用
それは、わたしたちがこの地球上の誕生するもっと前にすでに存在し、おそらく私たちを超えて居座り続けるものなのでしょう。
この欠乏には次の3つがあり、それを手放すことで充足がやってくるそうです。
- 充分にはない
全員に行き渡るだけ充分にない。
誰もが成功するわけないetc…
「充分には無い」の思い込みが自分の望まない仕事をする理由になったり、あるいは自分が誇れないような行動する理由になったりする。
また、「充分には無い」怖れに対処しようとして、自分たちに有利な、あるいは他者を排除するシステムを作ろうとする。
生活においては必要以上のものを買うように駆り立て、ものとして純粋な価値よりも、お金との関係で何かをひいきしたり指示してしまったりする。 - 多ければ多い方が良い
充分にないと思っているので、多ければ多い方がよいと思ってしまう。
多ければ多い法則は、欠乏の恐怖を増長し競争のペースを速める、獲得の競争世界へと私たちを駆り立てる。
欠乏の思い込みがあると、頑張って、どんなに走り続けても、満足できず、勝者には、なれない。
また、この神話は、経済的成功と物質的成功だけで人の価値を判断するようになってしまい、その人の本当の魅力や才能を見逃してしまうことになる。 - それは、そうと決まっている
そう決まっていて解決策はないとあきらめている。
それは、自分が既に持っている変化を起こすための時間やエネルギー、創造性といったリソースを出し惜しみするための都合のいい言い訳。
考える、変えようということをしないので、制度的な人種差別、性差別、少数民族及び少数派宗教に対する差別と攻撃を継続させ、不誠実なビジネスと政治リーダーたちが収益を増やすために他者から摂取することを可能にしてしまっている。
あなたが率先して目の前の現実に疑問を持たない限り、あなたをがんじがらめにしている思い込みを取り除くことは困難。
私たちは、たとえ一瞬であっても新しい可能性を考慮するために、「それはそうと決まっている」を手放さなければならない。
そのための行動を選択する方法も自由もある。
犠牲者であることをやめる
あるバングラディッシュの村の再興
著者は、ハンガープロジェクトの活動をされているのですが、バングラデッシュの青年の話がでてきます。
バングラデッシュの国自体が、貧困で犯罪率も高かったようです。
各国から、いろんな物資支援もされていましたが、著者達がされたことは、ワークショップでした。
「ヴィジョン&コミットメント&アクション」というワークショップで、グループ対話によって参加者が健全で豊かなバングラディッシュ人としてのセルフイメージを持ち、新しいヴィジョンを想い描くことを可能にするイメージワークを実践したそうです。
自立したバングラディッシュ国民とは、どんな風に感じるかイメージしてもらうよう誘導するそうです。
そして、自分の見たヴィジョンを、みんなと分かち合うのだそうです。
自分がみた豊かで鮮やかな活気ある体験をシェアをします。
そこには新しい未来の誕生があるそうです。
このワークショップを受けた一人の青年が地元の村にもどり、6人の仲間にもワークショップを行いました。
その後、ヴィジョンをシェアすることで、アイデアが次々と浮かび、彼らは農業関係のプロジェクトを計画します。
彼らは、村のはずれにある、国有のやせこけた休閑地を借り入れることにし、行動していきます。
植物で覆われた、誰も見向きもしなかった土地だったのですが、村の人たちに呼びかけ、共に開墾して今では、養魚場、食料を得られる耕作地となり、仕事を提供することも出来るようになりました。
そして、犯罪率は驚異の70%減になったそうです。
彼らは、自分が持っているパワーに気付き、犠牲者であることをやめました。
外部の援助がなくては何もできない、助けが必要な自分たちでいることから降りたのです。
セルフイメージが上がり、自分のなかから力がみなぎってきたのでしょうね。
だから、困難なことにも突き進んでいける。
困難が喜びや達成に変わるのかもしれません。
そして、それが周りにも影響を与えて、大きくなっていくのだろうと思います。
感謝のパワー
バングラディッシュの彼らが必要とするものは、すでにそこにありました。
(使われていなかった土地、アイデア、村の人達)
豊かさを開くには、すでに持っているものにアクセスし、感謝することによって、そのパワーが拡大していくそうです。
結果、可能性の扉は開くそうです。
ビジョンを認識し、その実現にコミットメントし、それに基づくアクションを起こすことが可能になります。
著者は、世界に最善を見出す一番の秘訣は、今あるものの中に感謝する側面を見出すことだと言います。
問題点を探すのではなく機能している点を探すと、そこには夢、価値、気付きを発見できると。
お金にまつわる私たちの物語の多くは、欠乏と問題をベースにした堂々巡りの原因究明と、今ここにはない解決策の追求がその中心になっています。
しかし、あなたが既にそこにあるものに感謝することに意識を集中させたとしたら、あなたは一瞬で豊かさを経験するでしょう。とのことです!
スピリチュアルの世界では、地の時代から風の時代に変わって波動が軽くなったと言われているみたいです。
私はスピリチュアルビギナーなので、「ふ~ん、そうなんだ」と思うぐらいで、まだ実感もありませんが、このコロナで生活が大きく変わり、たくさんの人が自分を見つめる時間が増えたと思います。
コロナは、たくさんの負の要因をもたらしていますが、
今まで、「それが当たり前」だったことを見直すには、良い機会になるのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^_^*)
お金を引き寄せたくて読んだ本でした。
ただただ、「お金を私のもとに!」と、願うだけではダメなんですよね。
私にも、あなたにも充分にあるそうなので、お互い豊かになりましょう♪