腸活で不調の原因、小腸内細菌異常増殖症かも

キューピー人形 健康・体調
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SIBO(小腸内細菌異常増殖症)

こんにちは、みのりです。
以前に腸活を始めたら不調になったと記事をかきました。
(発酵食品をたくさん摂るようにしたら、ガス腹で苦しくなった)

その原因は、これかも知れないです!
SIBO(小腸内細菌異常増殖症)

あまり馴染みのない病気ですが、最近注目されはじめています。
私のように、健康になろうと、腸活をする人が増え、不調を訴える人も増えてるみたいです。

SIBO(小腸内細菌異常増殖症)ってどんな病気?

小腸の中で細菌が増殖してしまう病気。
加齢による機能低下や、小腸の出口であるバウヒン弁(回盲口)が、緩むことで、本来、大腸に入るべき細菌が小腸内に流入してしまい、小腸内で大増殖。
すると、小腸内でガスが充満し、小腸は本来、ガスに耐えるような構造をしてないため、炎症を起こしたり、腸粘膜が壊されるリーキーガット症候群のような症状を起こしたりする。

[参考文献 新しい腸の教科書 江田証] 

この記事は、おもに下記の本を参考に、しています。

また、過敏性腸症候群の患者のうち80%がSIBOを併発しているというデータもあり、便秘や下痢、お腹の張りや違和感などが長引くようなら一度、疑った方が良いかもとのこと。
小腸の問題は、身体全体に深刻な影響を及ぼすので、できるだけ早めに改善したいものです。

Minori
Minori

SIBOの検査は、保険がきかないみたいで、費用が7万円とか!
本の著者である江田医師の病院で、検査を受けられます。
SIBO検査:江田クリニック

7万円払うのはちょっと…という私のような人は、食事を変えることで、改善できるので、後で述べる低FODOMAP食を試してみましょう♪

SIBOによる様々な問題

SIBOになると、便秘や下痢といった直接的な不調はもちろん、各臓器に深刻な問題を引き起こします。脳腸相関(ヒトにおいて脳の状態が腸に影響を及ぼし、逆に腸の状態も脳に影響を及ぼす現象)によって心に悪影響を与えることも!
改善には低FODOMAP食が有効だそうです。

Minori
Minori

私も、腸を元気にして、心も元気になろうと、腸活を始めました。
今は、低フォドマップ食に変えてるのだけど、身体によいと信じてたものを控えたり、切り替えが鈍い私は混乱しまくり。
なので、ゆる~く実践中です。

SIBOにより考えられる問題

下痢、便秘、げっぷ、胸焼け、ぽっこりお腹、腹痛、不眠、肌荒れ、鉄欠乏性貧血、体重増減、うつ 

そもそも何で小腸で、腸内細菌が異常増殖するのか

小腸は、胃から運ばれた食べものから栄養を吸収し、消化できなかったものを大腸に送ることが役目ですが、小腸の動きが鈍くなると、食べものの残りカスが小腸に溜まり、そこで腸内細菌が大量に繁殖してしまいます。

もともと、SIBOは、胃や腸など消化管の手術後など、治療のために一時的に消化管の動きを止めてしまうことなどで起こると考えられ、一般的な普通の生活では、リスクが低いとされていました。

それが、最近の腸活ブームで、発酵食品を多量に摂取する人が増え、火に油を注ぐがごとく、大腸の細菌が増殖し、その増殖した細菌が小腸へ流れ込んでしまい、大量のガスが発生するらしいです。
そして前述したように、小腸はガスに耐えるような構造をしてないため、炎症を起こしたり、腸粘膜が壊されたりして、さまざまな不調をおこしてしまいます。

この小腸への流れ込みは、小腸の出口であるバウビン弁(回盲口)がゆるむことで、おきるそうです。
これは、後で紹介しますが、腸マッサージが良いそうです。

また、小腸内の食べ物は、ぜんどう運動により小腸の壁で細菌が繁殖するのを防いでいます。
ところが、ストレスや不摂生で自律神経が乱れで小腸の働きが悪くなると、食べものの残りカスが小腸に溜まり、そこで腸内細菌が大量に繁殖してしまいます。

炭水化物の行方とガスの正体

小腸内の細菌が異常に増殖すると、栄養として吸収されるべき炭水化物、およびビタミンB12などがこの細菌のエサとなってしまい、これによってカロリー欠乏とビタミンB12欠乏が引き起こされるそうです。
また、炭水化物を分解するときに、水素ガスやメタンガスが発生するそうです。
これらのガスが過剰に溜まると、腹部膨満感やげっぷ、下痢や便秘、その両方を繰り返してしまうことに。
小腸はガスに対応する丈夫な壁を持っていないので、粘膜が薄くなり、さらには有害な毒素や未消化の食べものが腸から漏れ出すことにもΣ(゜ロ゜;)!!

自律神経とぜんどう運動

「腸環境を整えると、うつが治る」と、よく聞きますが、それは脳と腸が「脳腸相関」という脳と腸の双方間のネットワークだからだそうです。

腸には脳に次ぐ、1億個もの神経細胞が存在しているそうです。
しかも、腸が自ら判断を下す機能もあるそうです。
そのひとつが、内容物の移動に関わる腸のぜん動運動。

空腹時に、お腹が鳴るのは、このぜん動運動によって腸管が動いている音。
腸管が大きく収縮し、散らかった腸内のお掃除をしていて、殺菌性のある消化液が悪玉菌を処理し、環境を整えているそうです。
このぜん動運動は、腸管神経がコントロールしていて、更に腸管神経と連携している自律神経が指令を出しているそうです。

自律神経のうち興奮や活動時に有利になる交感神経が働くと腸管の動きは抑えられ、逆にリラックスしている時に働く副交感神経が優位になると腸管の動きが活発になるそうです。

それが、ストレスや不摂生によって自律神経のバランスが崩れると、腸管の動きを正常にコントロールできなくなります。結果、下痢や便秘に。
また悪玉菌を殺菌して抑える作用が不十分になり、悪玉菌の割合が増え、体に不調をきたすようになってしまいます。

腸と脳は双方間ネットワークなので、腸内の環境を整えれば、自律神経も整うそうです。

脳腸相関図
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