親切の効能①-オキシトシンの作用

オキシトシンで幸せと健康が手に入る愛着障害
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「親切」は驚くほど体にいい!-幸せ物質オキシトシンで人生が変わる

こんにちは、みのりです。
愛着を再形成するのに、オキシトシンが重要な鍵であると知り、オキシトシンをどば~っと分泌させたい!!と見つけた本のご紹介です。

ディビット・ハミルトン著の【「親切」は驚くほど体にいい!-幸せ物質オキシトシンで人生が変わる】です。

オキシトシンのことも含めて、親切にすることが、どれほど心と体に良いかということが、”これでもか”ってぐらいの熱量で書かれています。

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オキシトシンで「健康」と「幸せ」が同時に手に入る!

それは、主に、オキシトシンの力によるものですが、具体的に次のような効果があるそうです。

  1. 人への親近感、信頼感が増す
  2. ストレスが消え、幸福感が得られる
  3. 血圧の上昇を抑える
  4. 心臓の機能をよくする
  5. 長寿になる
  6. 傷の治りが早い
Minori
Minori

確かに、健康も幸福ももたらしてくれますね。
それも、ただで、体内の中でつくれるんです!
すごいです、オキシトシン。

オキシトシンとは

オキシトシンは、神経ペプチドのひとつ。
(※ペプチドとは、アミノ酸が2個から50個未満の数が結合されたのもの。ちなみに、オキシトシンは9個で、50個以上結合したものは、たんぱく質)
神経ペプチドは、脳の視床下部でつくられ、思考や感情を抱くと下垂体という場所で分泌。
そして血管に流れ込み、血管を通って体内をめぐり、各所で細胞表面の受容体にとりついて指令を伝達します。

〈1〉人への親近感、信頼感が増す〈2〉ストレスが消え、幸福感が得られる

ボランティア関係者の間では、いいことをするといい気分になる”ヘルパーズハイ”という言葉があるそうです。
親切にすると、気分改善、前向きで楽観的な心理状態をもたらすからだそうです。
とくに、オキシトシンには親近感を強める働きがあり、他者との絆を強めてくれるそうです。
なので、抑うつ感情も軽減してくれます。

さらに、親切を習慣にすると、親切脳、前向き脳に変わっていくそうです!
これは、何もないところを、毎日歩いていると道ができるのと同じで、幸せになる道が出来るそうです。

 

〈3〉血圧の上昇を抑える

オキシトシンは、血管壁の受容体に結合すると、一酸化窒素がつくられ、血管が拡張します。
なので、愛情を感じ、血中のオキシトシン濃度が高まると心臓と血管が全体的にゆるみ、心臓に優しい状態となるそうです。

〈4〉心臓の機能をよくする

運動の効果により心筋細胞が再生するそうですが、オキシトシンが、その細胞の増殖を助けているのではないかと、研究が進んでいるらしいです。
この本が出版されてから10年経つので、もしかしたら既に、立証されているかもしれませんね。

〈5〉長寿になる-寿命を決めるDNAテロメア

人の細胞の核には遺伝情報を保存した染色体があり、その末端部分のことをテロメアと言うそうです。
テロメアは、新しく細胞分裂するたびに、短くなっていき、一定のところまで短くなると、細胞はそれ以上の分裂ができなくなります。
簡単にいうと、年をとるたび、短くなるということです。

そして、ストレスがこの短縮をはやめ、老化も加速するそうです!
でも、長期的なストレスが問題なので、多少のストレスは当たり前と割り切ることが大事なようです。
それには、「親切」をして、オキシトシンをだして、脳に新しい道、親切回路をつくっていこう!ですね。

〈6〉傷の治りが早い

傷の修復や成長には、新しい血管をつくる「血管新生」が欠かせませんが、それにもオキシトシンが関係しています。
オキシトシンが、血管新生を促しているのです。
なので、心の状態により治りが遅くなったり早くなったりするそうです。

著書のなかに、”傷の治癒は気のもちようだと肝に銘じておいてください”と、ちょっと厳しめの言葉が書かれてドキッとしました。

子育てとオキシトシン

愛着形成の子育て期に、オキシトシンが重要なのは、精神科医の岡田尊司先生の愛着関連本にも書いていますが、ここでは、「間引き」の話が印象深かったので、それも含めて紹介します。

赤ちゃんにとって、「ミルクに劣らず大切な栄養」

赤ちゃんにとって、ミルクに劣らず大切な栄養、それは、気遣いやスキンシップ、共感などの愛情です。
愛情なんて、当たり前すぎるけれど、ここでは、赤ちゃんに寄り添い、赤ちゃんに反応し、それに応えることを、言っています。

これらは、愛着形成に、なくてはならないものですが、本書でも、一番多くの時間を一緒に過ごす養育者が、どれほど愛情を与えて気遣い、反応してあげたり遊んだりするかで、人と付き合っていく回路の容量が決まると述べられています。
赤ちゃんの脳が健やかに成長するからだそうです。

愛情不足が脳の中で、過度の間引きがおこなわれる!?

赤ちゃんの脳は、生まれた後、急速に成長していきます。
神経細胞(ニューロン)の数が増え神経接続(脳のネットワーク)がどんどん複雑になって発達していきます。

神経ネットワーク

著者は、神経細胞を「木」、神経接続(脳のネットワーク)は「枝がくっついた部分」に例えています。
枝が伸び、毎日たくさんの種がまかれ、うっそうとした森となっていく感じだと表現しています。
この時に、赤ちゃんが肯定的体験をすればするほど、多くのつながりが出来て情報のとおりがよくなるそうです。
そして、いったん過剰に増えますが、「間引き」が行われ、大人と同程度になるそうです。

森で、枝葉が伸びすぎると、太陽の光が射しこまなくなるので、枝の切り落としが必要となるのと同じようです。
なんでもかんでも間引きするのではなく、脳では、「これ、使ってないから、いらんよね」と、神経接続(脳のネットワーク)が消えていくのだそうです。

こわいのは、この間引きが、ストレスや否定的体験の多い子供には、過度に行われ、脳機能が弱くなってしまうことです。
細胞どうしのつながりが、弱く「使ってないよね」と消えていくのが多いからです。
だから、共感やスキンシップなど肯定的体験を増やすことが、とても重要なんですね。

Minori
Minori

でも、私もそうでしたが、養育者自身が、そういう肯定的経験が少ないと、なかなかうまくいきません。
そして、うまく出来ない自分を、責めてしまいます。

だから、まわりにそういう困ってる人がいたら、話をきいてあげたり、親切にしてあげましょうと、著者は言ってます。

私は、いつからでも、愛着は再形成できると信じているので、その時期が過ぎていても、いくつになっても遅いなんてないと信じています。

親切を続けるとオキシトシンが増え、幸福脳にかわっていく。


次の記事で、親切に生きる姿勢、自分への親切の話をしますので、是非、読んでくださいね。

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