カサンドラ症候群からの脱却-関係再建の手順

カサンドラ症候群

この記事は、下記のカサンドラ症候群の本を参考にしています。
著者の滝口のぞみ氏は心理学博士、臨床心理士であり、青山こころの相談室の代表をされています。
カサンドラ症候群のご夫婦のカップルカウンセリングを多数されているので、カサンドラ側だけではなく、夫側の考えも知ることができ、なるほど!と思える内容です。

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まだ、遅くはないかも。諦める前にもう一度、可能性を探ってみよう

こんにちは、みのりです。
今日の記事は、カサンドラ症候群に陥ってしまったけれど、別れる決意にまで至らない方に、役に立つのではと思い書きました。
迷いがあるなら、やり直す可能性を探ってみた方が、後悔がないと思うからです。

ただ、これには、お相手の協力が必要になります。
そのためには、やり直したいという意思を伝え、お相手にやり直す意味を見出して貰わなければなりません。

Minori
Minori

私の場合は、強烈な姑の存在があり、夫と1対1で向き合うことが出来ず、別れる道を選びました。
そして、別れたことを後悔したことはありません。
なので、別れることも幸せになる選択肢のひとつだと感じています。
ただ、お相手と向き合おうという気持ちが残っているのなら、試してみる価値はあると思います。


著書のなかには、新しい関係を生むための31のレッスンが紹介されています。

そして、関係を修復や改修ではなく、再建するとあります。

イメージとしては下の図のような感じ。
家に例えるなら、土台からなおす必要があるので、一度、更地にして始めから建てる感じでしょうか。

手順

カサンドラ症候群の根源、「相手の共感力の乏しさからくる安全の喪失」を、いかに補強できるかが、鍵です。

カサンドラ症候群の人の不安などは、前記事で書いていますので、そちらも読んでいただければ嬉しいです。

では、関係再建の手順をみていきますね。

1.今のぼろやをぶっ壊す!前に

まず、一番最初にすることは、この「ボロ家」を、再建したいという意思を、夫に伝えることです。

夫は、何とかしたいとは思っていても、どうしていいかわからない、どうして欲しいのか言ってほしいそうです。
でも、もう無理だと諦めていることが多いそうです。
なので、「私は、諦めていない。」と、伝えましょう。

お相手は、あなたにやり直す意思があるのなら、この先の夫婦関係にも見込みがあると思え、頑張る気になります。

肯定的な目標を伝えることが大事

人はその課題に含まれる意味を見つけられれば、過酷な境遇でも生きられるし苦手な仕事にも取り組むことができるそうです。

この世に生まれて出会って結婚した二人なのだから、夫婦をやり直すことは取り組む価値があり意味があり、その希望と可能性があることを伝伝える。

2.頑丈な土台をつくる!-過去をうやむやにせず、検証することが大事

やり直してみようとなったら、まずは、認識にズレがないか確認しましょう。

というのも、夫にとっては、やり直すことは、過去を水に流して、新たにはじめることだと思っています。

でも、妻は、過去の不安要因を取り除くことを、何よりも優先したいのです。
でないと、不安なままで同じことの繰り返しになるからです。

過去の妻の不安に向き合うことは、再建するために不可欠なのです。

夫にすると苦手な領域で、大変だと躊躇してしまうかも知れませんが、妻は自分たち家庭の共同経営者です。
よりよい家庭を経営するために、欠かせない妻の不安を掌握することは、重要なことだと思います。

その努力の先には、心地よい風が吹き込む素敵な家が出来上がるはずです。

3.いよいよ再建!夫の優しさと賢さを活かすときです

何かを変えるって、とても大変です。

本の中で、著者は、
妻が求めていることが何かを考える力があれば、変わることができる、
優しくて賢い夫は、勇気を持って二人の過去と未来に向き合うことができる
と、思っている”
と述べています。

なので、希望をもって、再建に取り掛かりましょう。
最終的目標は、妻と経験を共有することです。
それが出来ると、二人の間には心地よい風が流れ、絆も強まっていきます。

具体的にすることをリストにしました。

妻と経験を共有していくために

  • 夫は、被害者意識を手放す
  • 妻に関心を持ち、データ収集をする
  • 妻の言動や感情をシュミレーションし妻の考えを知る
  • 自分が発する言葉が、妻にはどう聞こえているのだろうと想像する
  • スキンシップをする
  • 妻は夫の、夫は妻の魅力を書き出し、お互いの素晴らしさを尊重し合う

痒いところに手が届かない

この時点では、まだ、夫には、妻の怒った顔と、妻に責められたという過去のデータが、大量に蓄積されてるのではないでしょうか。

でも、 妻にも合理的な理由があったことを知ってください。
妻が怒っているのは、安全を得られない不安からです。
妻は、責めているのではなく、困っているからなのです。

前の記事でも、書きましたが、夫は妻との関係について需要と供給のパターンで考えてしまいがちです。

妻の望んでいることを夫が叶えてあげているといえば、とても聞こえがいいですが、需要と供給のパターンには、妻の気持ちを想像するところがないのです。

そして、自分から寄り添うなどのアクションがないケースが多いそうです。

妻の望みの根底には、共感があるのですが、そこを理解してもらえないため、いつも文句ばかりの注文の多い人になってしまいます。

例えて言うなら「かゆいところに手が届いていない」のです。
夫は、ちゃんと掻いているし、妻もわかっています。
でも、「そこじゃない~!!」って感じなんです。
なので、肝心な痒いところは、放置され、違うところを掻かれて、よけいにむずむずしちゃうんです。

なので、きちんと応えているのに文句ばかりと、理不尽に思っていたかも知れませんが、見当はずれだった可能性があります。

繰り返しになりますが、妻が怒っているのは、安全を得られない不安からです。
妻は、責めているのではなく、困っているからなのです。

なので、僕は悪くないのにという被害者意識があるのなら、どうか手放してください。
確かに悪くはないんです。
「妻も辛かったのかもしれない」と考えていくためには、手放す必要があるんです。

妻に関心を持ち、妻の考えや感情をシュミレーションする

被害者意識を手放したら、次にすることは、妻に関心を持つということです。
感心を持つということは、めているものが何かを考えることです。

具体的には、

  • 妻の表情や視線を見てみようとする
  • 妻の気持ちを知ろうとする
  • 妻の話すテーマの「本当に言いたい点」に関心を向ける

ことが、大切で、「相手(妻)の立場になったら、どう思うかな」と考えてみるだけでもいいそうです。

そして、ここが大事!
妻を尊重し、これから自分が発する言葉が、妻にはどう聞こえているのだろうと想像することだそうです。

妻の話を聞いた後、すぐに返すのではなく、一瞬、妻の考えや感情をシュミレーションするのです。

最初は、「何だか文句を言われた気がする、自分は悪くないのに!」と、感じるかもしれません。
でも、それはいったん、おいといて、妻には、辛いことだったのかもしれないと、相手の立場になってほしいのです。
なぜ、その発言に至ったのかを考えてほしいのです。

相手の目や顔をみて話をしていくと、言葉以外のものに気付けるかもしれません。

ハグする

コミュニケーションが苦手な夫の場合、仕事でたくさんの人と会った後、家に帰ると、ぐったりして、妻の話を聞く余裕がないときもあると、思います。
そんな時は、ハグするだけでいいのです。
ハグするだけで、安心できるのです。

ハグや手をつなぐなどの身体接触は、重要な愛着の表現で、人の根源的な欲求です。

幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンは、ハグなどの触れ合いによって分泌され、ストレス解消や気持ちの安定につながる物質です。
著者は、スキンシップだけで夫婦間の障壁は消え去ることもあるといっています。

幸せホルモンについての記事も、書いているので良かったら読んでくださいね↓。

妻は夫の、夫は妻の魅力を書き出し、お互いの素晴らしさを尊重し合う

ポイントは相手を中心にして、ひかれた理由を話し合うことだそうです。
なので、「一緒にいて楽だったから」は、残念すぎる答えたそうですよ。

確かに、長年連れ添って、お互いが上手に気遣いできるようになった結果の心地良い関係の夫婦もいらっしゃいます。

しかし、カサンドラ妻の夫が答える、楽な相手とは、配慮しなくてもよい、気にしなくてもよい存在、邪魔にならない人という意味合いが多いそうです。

妻がどんな人なのかを述べるのではなく、妻が自分にとってどう機能するかという、人間性や人格を無視した答えだそうです。

相手を中心とした理由とは、
「あなたのこんなふうに生きているところが魅力的だと思ったから」
「あなたのこういうところが尊敬できるから」
というように、人間としての魅力、惹かれたところなどです。
お互いの素晴らしさを再確認することで、尊重する気持ちがわいてくるそうですよ。

4.完成!

著者は、最後にこんな風にしめくくっています。

お互いの視点を、感情を重ねることを通じて、ふたりで安心な場所を作りましょう。

「空気が読めない夫と突然キレる妻」の心理学より引用

気持ちが重なり合うことで不安の雲が少しずつ小さくなるとき、その空気のなかでかつて、自分が好きになった人に「だめなところもあるけど、やっぱりいいとこもあるんだな」ともう一度新しく出会えるかもしれません。

「空気が読めない夫と突然キレる妻」の心理学より引用
Minori
Minori

いかがだったでしょう。
うまく伝わっていればいいのですが・・・。
再建は、夫側の協力が不可欠です。
それも、苦手とすることでです。
なかなか、うまくいかないかも知れません。
でも、やり直すために妻と向き合おうとする姿勢があれば、二人のベストな着地点がみつかると思います。
そして、スキンシップ!
本当に安心できるんですよ。オキシトシンシャワー効果です。

どんな形になろうとも、納得して前に進んでいけますように、心から願っています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました(*^_^*)


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