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「アミ小さな宇宙人」から学ぶ、これからの在り方

魂が望むとこへ
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おばさんが読み解く「アミ小さな宇宙人」

びっくり価格!定価の20~40倍で売られている!

こんにちは、みのりです。
最近、図書館からエンリケ・バリオス著の「アミ小さな宇宙人」を、借りて読みました。
随分、昔の本なのですが、値段が高騰しています!
絶版ではないらしいです。
重版が著作権をめぐって難航しているとかで、品薄でAmazonでもメルカリでも、びっくりするぐらいの値段でした。
文庫本550円が、最低価格で7800円、20000円以上の値がついているものもありました。

本ではないですが、YouTubeで、『アミ小さな宇宙人 朗読』で検索すると、いくつかヒットします。
無料で一冊まるごと朗読してくれるのもありました。
本が手に入らない人でも、内容知ることができますよ。

引き寄せの女王と言われる奥平亜美衣さんが、このお話の「アミ」からペンネームを「亜美衣」にされたのは、有名ですね。

アミって小さな子供だと思ってたら、アミーゴ(友達)を略してアミだそうで、体は小さいけど、立派な成人した男性の宇宙人でした。

この記事の内容
  • 地球は愛よりも科学のほうが発達していて、このままでは地球は自滅する。
  • アミたち進歩した宇宙人は、「救済計画」の一環として、未開の惑星におとずれ、宇宙の基本法「愛」を教えている。
  • 愛は信仰ではなく、法である。
  • 自滅を防ぐ方法、人間が進歩するには、エゴを減少させて愛が育っていくようにすること。
  • 【感想】この本のベースにあるのは、神智学やニューエイジの思想と、南米で育った著者の環境がある。

「アミ小さな宇宙人」って啓蒙活動のお話

この本は、進歩した宇宙人から未開で野蛮な地球人への啓蒙活動のお話だと感じました。
このままでは、地球もろとも人類は滅んでしまいますよ~。
もう、大人は無理だけど、ピュアな子供には救いがありますよ~。
次世代(みずがめ座の時代)に期待しての啓蒙。
※みずがめ座の時代については後で解説します。

あまりにも有名な話なので、ご存じの方も多いと思いますが、主人公ペドロは9才の男の子。
バカンスに来ていた温泉街の海で、見た目は子供だけど大人の、進歩した惑星からやってきた宇宙人と出会います。
彼は翻訳機というトランシーバーのようなものを使い、テレパシーで話しかけてきます。
その宇宙人の名前の音が地球にはないらしくアミーゴ(友達)と呼んでくれと言います。
ペドロの提案により、アミーゴよりアミのほうが短くて言いやすいということで、本のタイトルにもなっているアミになります。

アミは、地球は愛よりも科学のほうが発達していて、このままでは地球は自滅すると話します。
宇宙の基本法「愛」を教えるから、それをおとぎ話として本を出版し、みんなに広めてほしいと頼みます。
でも、大人は信じないから子供向けにしてほしいと頼みます。

現在の地球は、科学が進歩し、愛がおぎざりになっています。
金儲けのために武器を売って、その武器で人が殺されようが、金儲けを優先する人がいる時代。
武器を振りかざし、原住民を追い出してきた時代。
自分たちは選ばれた人種だと、他の人種を軽蔑、攻撃、排除してきた時代。

科学の発展は、素晴らしいことです。
でも、悪にも善にも利用できるのが怖いです。
アインシュタインやその他、優秀な科学者も、原子爆弾を作りたくて、科学の進歩に貢献したわけじゃないはず。

愛があっての科学ですよね。

本の中でもアミは言っています。
愛の水準より科学が上回ると世界は自滅すると。

また、こうも言っています。
人は、二つの脳を持っていると。
一つは、頭の脳でこれは、知識とか情報。
もうひとつは、胸の中にある脳で、愛や情緒。
頭のなかの脳が、胸のなかの脳に奉仕するかたちが調和がとれている状態で、真の賢者だと。

宇宙の基本法は愛で、それを阻むのはエゴ

宇宙の基本法は愛

アミは宇宙全体は、ひとつの生きている有機体であると説明しています。
すべてのものが、みんなのものであり、そこに所有病(エゴイズム)はないそうです。

進歩した惑星の人々(愛が高い人)は、お互いが、みんな愛し合っている大きな家族だから、すべてを分かちあって仲良く生きていると。

地球は、まだそこには達していなくて、このままでは自滅してしまう。
だから、救済のためにアミたちは活動しているそうです。
ただ、あくまでも地球の人々が宇宙法である愛を高め、自ら自滅を回避することが大事なんだと説きます。

ペドロは、アミが各国の大統領などトップの人に話をすればいいと、ごもっともな提案をしますが、表立って行動はできないらしいです。
侵略にきたと、パニックになってしまうから…。 

愛が育つのを阻む最大の障害、それはエゴ

基本法が「愛」と言われてもわかったような、わからないような…ですよね。
アミは、愛は信仰ではなく、法だと言います。
これは、管理人みのり解釈ですが、ただ、祈るだけじゃだめってことだと思います。
全人類は家族であるから、助けを必要としている人に手を差し伸べようと、行動しようと言っている気がします。

アミは、おぼれている人が目の前にいたとき、君は神に祈るだけで、その人に対して何もしないとする。それで神がきみに対して満足すると思うかと、問います。
困惑するペドロに、アミは、下記のように答えます。

神は”おぼれかかっている世界”に対してまったくの役立たずの無関心で、ただただ妄想的な”自己救済”や、個人の”完璧さ”や”進歩”だけのみに関心のある信仰顔をした人よりも、信仰者ではなく、兄弟に対していつも心を割いている人のほうを好むんだよ

アミ小さな宇宙人より引用

人間の進歩とは、エゴを減少させて愛が育っていくようにすることだそうです。
エゴを減少することによって、他人に対する慈しみ、思いやり、憐み、愛情が感じやすくなるそうです。
逆に言えば、エゴがあると、他人よりも自分がずっと重要だと考えたり、人を利用したり軽蔑したり、人を支配できると考えるようになり、自滅まっしぐらってことです。

水瓶座の時代とニューエイジ

水瓶座の時代って?

本の中で、みずがめ座に触れています。
みずがめ座の時代というのは、神智学~ニューエイジの考え方だそうです。
スピ好きの人は、”これまでの魚座時代というのは、物質的な時代、男性的な時代で、新たな時代の水瓶座は、個々が主役の時代、女性的(受容性)な時代”だというのは常識に近いかも知れませんね。

ちなみに、Wikipediaでは、伝統的占星術とは関係ないとありました。

水瓶座の時代
ニューエイジの間では、春分点の存する星座がその時代(1つの星座で約2千年)を象徴するとされる。春分点は紀元後1世紀から20世紀までは「うお座」にあったが、20世紀末ごろに「みずがめ座」に入ったとしている(現在移行中との説もある)。これを支持する論者の間で、現代は「水瓶座の時代 (the age of Aquarius)」と呼ばれている。「みずがめ座」は変革を象徴していると考えられており、何らかの世界的変革があると主張している。

「水瓶座の時代」 は一部の占星術師が持ち出したりすることもあるが、伝統的な西洋占星術とは関係がない。実際に春分点が「みずがめ座」に入り込むのはこの主張より500年以上後のことである[2]。また、十二宮と違い星座の領域は不均等なので、「~座の時代」の期間は2千年とは限らないなど、十二宮と星座が混同されており、この主張は理論的に成り立たない。また、占星術における時代区分は春分点の移動とは関係がないとの主張もあるが、そうなると占星術における時代区分の根拠そのものを失ってしまう。

wikipediaより

ニューエイジって?

宇宙や生命という大きな存在と自己とのつながりや、人間のもつ無限の潜在能力を強調し、個人の霊性・精神性を向上させることを目指す思想・実践で、一種のサブカルチャーとして広く社会に存在する。
米国ではニューエイジ、日本では精神世界と呼ばれることが多い。
ニューエイジや精神世界の具体的なかたちは一様ではなく、瞑想、チャネリング、占星術、気功、自然食、セラピーなど様々な形態をとる。またその活動は、本・雑誌、インターネット、イベント、ワークショップなどによる、緩やかなネットワークによって支えられていることが多い。
島薗進(東京大学教授)は、ニューエイジや精神世界の動向をグローバルな視点から新霊性運動と呼んでいる。
(岩井洋 関西国際大学教授 / 2007年)

コトバンクより引用

管理人、みのりは、ニューエイジについては、本も好きだし、ロマンがあって好きです。

ただ、カルト集団を生み出しているのも事実なようです。
自分が選ばれた人間だと思い込むと、悪をやっつけろ!となってしまうからです。
最初は理想を掲げるのですが、それを阻むものが出てきたときに対立が生まれ、そこから歪んでいき、果てはテロを起こすまでになる。

著者エンリケ・バリオス氏は南米出身

著者であるバリオス氏は、少年の頃は南米のベネズエラで過ごされたそうです。
治安の良い日本とは違い、暴力や犯罪が身近にあったのではと想像します。

歴史的にみても植民地だったし「愛で世界を変える」なんて、私たちが考える以上に、現実的でない理想論であり、勇気のいる言葉だったのではないでしょうか。

アミは言います。
「大抵の大人にとって、恐ろしいことの方が、素晴らしいことよりもずっと信じやすいことだから、ほんの一握りの大人しか理解しないだろう」と。

日常的に不安と恐怖を感じている大人にとっては、こんな世界だと諦めるほうが簡単で、争いのない愛に満ちた世界は、素晴らしすぎて信じられないんだろうなと切なくなりました。

最後に

Minori
Minori

最後までお読みくださり、ありがとうございました(*^_^*)
いかがだったでしょうか。

つまるところ、人間には頭と胸に二つの脳があって、頭のなかの脳が、胸のなかの脳に奉仕する状態且つ、調和がとれていなければならない。
それが真の賢者であり、私たちは、エゴを減少させ愛を育むこと、それが人類を含む地球を救うことになる。

真の賢者になろうってことだと感じました。

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